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Akonがエミネムのスタジオでの様子について語る。「彼はサラリーマンのようなスケジュールで動いてる」

Text: Kaz Skellington (Playatuner)

 

 

ラッパーやR&Bシンガーとしての活動以外にも、近年はビジネスマンとしてより一層活躍しているAkon。Lady GagaやT-Painを自身のレーベルに契約したり、Akon Lighting Africaと呼ばれる電力会社をアフリカで立ち上げ、100万軒近い家庭に太陽光で発電した電力を供給したり、他のアーティストとは一線を画す幅広い活動をおこなってきた。

 

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そんな彼がこの度インタビューで語った「エミネムのスタジオでの様子」が面白かったため、紹介したい。エミネムとAkonは「Smack That」にてコラボしており、一緒にスタジオに入ったときに驚いたことをインタビューにて語っている。

 

 

Akon:エミネムは、まじで音楽活動を「仕事」のようにやっている人なんだ。今までそんなアーティストとは会ったことはない。彼は9時にスタジオに来て、13時に昼休憩を取り、17時ぴったりにスタジオを去る。俺が彼とコラボをしたとき、俺はてっきり午後のセッションになると思って18時にスタジオに行ったんだ。そしたら「エミネムはもう帰ったよ」と言われた。

 

俺はエミネムに電話して「戻ってくるよね?」と聞いたら、彼は「いや今日はもう戻らないよ」と答えた。「え、冗談でしょ?」と聞いたら「マジ。明日9時にスタジオに行くから早起きしてきて」と言われたんだ。

 

その次の朝、スタジオに行ったら、9時ピッタリにエミネムが来た。ビートを聞いたりしながら、ヴァイブスがいい感じになったと思ったら13時だ。彼は「昼飯食べにいくわ。Akonは食べないの?」と聞いてきた。俺は腹が減ってなかったから、そのままスタジオでサビをレコーディングした。

 

ぴったり1時間の休憩を取り、彼はスタジオに戻ってきた。レコーディングをしたサビを聞かせ、彼がラップを入れる番になった。エミネムがレコーディングしはじめて、いい感じに半分ぐらい録れたところで彼は「17時になるからもう帰るわ」と言い始めたんだ。俺が「え、もうすぐで終わるけど、ラップのパート完成させないの?」と聞いたら、「いや、明日録る」と彼は答えた。その次の日、また朝9時にきて、彼はラップのパートを完成させた。

 

 

製作中はスタジオに籠るアーティストが多いなか、エミネムはなんときっかり「9時〜17時」というサラリーマンのようなスケジュールで動いているとAkonは語った。そんな制作に対する温度感に疑問を持ったAkonは、エミネムにその旨を質問した際に返ってきたことも紹介している。

 

 

Akon:エミネムにスタジオが嫌いなのか?質問したことがあるんだ。彼はこう言ってたよ。「いや、俺はここにいるのが好きだよ。でも俺は”仕事”のように扱いたいんだ。そんなハードスケジュールを普通のことにしたくないし、音楽がストレスになるのも嫌なんだ。必要以上にスタジオにいることはしたくないし、娘と一緒に過ごす時間を大切にしたい。」ってね。

俺はそれを聞いて、「確かに、それが正しいのかもな…」って思ったんだ。俺も製作中は3〜4日間ぐらい家に帰らなかったりするし、家族にも会わなかったりする。でも正直早く帰って、次の日にレコーディングしても別に何も変わらないんだ。今日やっても、明日やっても常に作り続けているなら、そんなに急ぐ必要もないんじゃないかな、と気がついたんだ。

 

 

エミネムは家族と過ごす時間を大切にしたいから、自分で決めたスケジュールで動くと語ったのだ。これは恐らく彼の楽曲「When I’m Gone」で語られているように、超多忙な数年間を過ごし、娘ヘイリーに寂しい想いをさせてしまったことに気がついた彼の答えなのだろう。もちろん彼もインデペンデントのときは、スタジオに籠もったりする生活をしていたようだが、毎日一緒に時間を過ごしたい人ができた彼が決めた最適なスケジュールなのだろう。「ストレスにならないようにする」という、エミネムの考え方は、現代でも重要なことなので、見習いたいものだ。

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