先日、次回作を今週中にリリースする旨をChicago Tribune紙のインタビューで語ったChance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)。
突然のリリースを匂わせる発言について、ファンの間でも話題なっていたこちらのインタビューだが、この発言がチャンス自身によって否定された。
Sorry no album this week, def been in the stu tho. ?
— Chance The Rapper (@chancetherapper) July 17, 2018
「ごめんな、今週にアルバムのリリースはないんだ。でも、もちろんスタジオには入ってるよ!」
アルバムのリリース予定日が否定されたのは残念だが、Chicago Tribune紙で彼が語った「音楽を売ることに対する価値観」を紹介したい。
「俺は、音楽を売ることに対して反対ではないんだ。音楽には価値がある。でも俺は自分がやっていることを、ビーコン(目印)としてみんなに知ってほしい。そのために俺は音楽を無料で配信してるんだ。俺のそれぞれの音楽のピースは、異例な形で届けられて行くんだ。一方、音楽を作って届けるのは俺にとって難しいことではない。なぜなら、最近では様々なプラットフォームやストリーミング・サイトがあるからね。現代のアーティストにとって懸念点があるとしたら、自分の楽曲の権利、出版権、流通などの法律的問題をどのようにしてコントロールするかということだろう。それもあって、メジャーと契約しているアーティストと一緒にやった曲はリリースするのに苦戦するんだ。」
音楽自体には価値があるとした上で、音楽を売ることに対して反対をしている訳ではないと答えたチャンス。対して、自分の目的のために音楽を無料で配信している理由を説明した彼は、やはりメジャーレーベルのアーティスト達とのコラボレーションには色々困難がつきものだと語る。
インタビューの全文は、こちらのリンクからチェックすることができる。