25年前、Ice Cubeは彼の代名詞とも言える大ヒット曲「It Was A Good Day」をリリースした。彼は「リアリティ」をラップをすることで有名だが、彼がラップの中で語った「Good Day(良い日)」は果たして実在したのかどうかが一時期インターネットで話題となった。
過去何年にも渡って、大勢の人が「あの『Good Day』はいつだったのか」という問いと向き合い続けてきた。2012年には、あるtumblrユーザーが曲における2つの出来事に基づいて、候補日を考えた。一つは、LAにあるToo Shortの家で「Yo! MTV Raps」を見たこと。もう一つは、ロサンゼルス・レイカーズが、今はなきシアトル・スーパーソニックスに勝利したこと。昔の番組表と試合結果を調べてみると、候補となる日は12日に絞られた。
更に曲中には、LAでは珍しく「no smog. (煙霧がなかった)」と歌われている。これを踏まえ、候補日は4日に絞られた。
1988年11月30日
1989年4月4日
1991年1月18日
1992年1月20日
他にも天候、飛んでいた飛行船のデザイン、曲が収録されているアルバム「The Predator」のリリースなどを踏まえ、1992年1月20日が有力な日付とされていた。中には妻(当時は彼女である)キムとの曲中での関係性や、曲中に登場するレストランの開店時間などを考慮し、1988年11月30日であるとする説も存在した。
真相は、Ice Cubeとも共演経験があるジョナ・ヒルのインタビューにて明らかになった。彼は「It Was A Good Day」が一番好きな曲であるとした上で、「質問をする勇気が出てきたから聞いたんだ、『あの日はいつだったんだ?』って。そしたら『あれは1日じゃない。沢山のいいことを集めていい日を作ったんだ』って言ってたよ」と語った。
例え「いい日」が本当は存在しなかったとしても、「It Was A Good Day」が最高の曲であることは間違いない。
<参考文献>
https://deadspin.com/5880041/the-internet-has-discovered-the-exact-day-featured-in-ice-cubes-it-was-a-good-day
http://articles.sun-sentinel.com/1992-01-25/news/9201050016_1_goodyear-blimp-silver-blimp-blue