2018年10月19日、トラヴィス・スコットのニュー・アルバム『アストロワールド』に収録されているドレイクとのコラボ「Sicko Mode feat. Drake」のミュージック・ビデオが公開された。
3部構成とも言える展開が独特なこの楽曲だが、デイブ・メイヤーズ監督による極彩色の映像もまた不思議で印象的だ。スコットの地元である米テキサス州ヒューストンのさまざまな場所で撮影されているMVでは、まず巨大な日蝕を背景にドレイクが線路で犬を散歩させながら登場し、次第に赤いスモークが街に充満していく。曲調が変わり、馬に乗って登場するスコットは、地元の有名店Screwed Up Records & Tapes StoreでDJ Screwにオマージュを捧げている。その後ドレイクが再登場し、MVは現実と夢を行ったり来たりするかのような、不穏かつファンタジックな映像が続く。
スコットは、動画が公開された日にファンのリアクションを確認するために徹夜でSNSを見ていたようだ。彼は、「お前ら、俺はまだ起きてる。“SICKO MODE”が公開されるのを待ってる。7杯目のコーヒー(カフェイン)を飲んでる。ウェス・アンダーソンの映画を4本観た。さっさと午前9時になってほしい」と19日の早い時間にツイートしている。
ドレイクとスコットは以前噂されていたよりも仲がいいらしく、ドレイクとミーゴスの【オーブリー・アンド・ザ・スリー・ミーゴス・ツアー】に何度もスコットがゲスト出演して「Sicko Mode」を一緒に披露している。スコットは今のところカナダ・トロント、米ヒューストン、ロサンゼルス、そしてニューヨーク公演に顔を出した。
◎「Sicko Mode feat. Drake」MV
Photo by Getty Images Entertainment
(提供元:Billboard JAPAN )