先週末、カニエ・ウェストはツイッターにて、マクドナルドがお気に入りのレストランだと明かした。それ自体は特に取り上げるような内容ではないが、それに対する反応が興味深かったので紹介をしたい。
この度、カニエ・ウェストのツイートしたのがバーガーキングの公式ツイッターであった。バーガーキングUKのツイッターアカウントは、カニエ・ウェストの最近の一連の行動を踏まえた上で、このように返した。
Explains a lot https://t.co/CalmlcD3eu
— Burger King (@BurgerKingUK) November 5, 2018
If we knew this was going to blow up we would have made a soundcloud..
— Burger King (@BurgerKingUK) November 5, 2018
バーガーキングUKのアカウントは「最近あなたが何故あんな行動ばかりをとっていたのか、説明がついたよ。マクドナルドが好きだからだね」という意味で「道理でね」という旨を返答した。さらに、多くの意味を含んだ「道理でね」という短いツイートがヴァイラルになったことを受けて、「こんなにツイートが爆発的に拡散されるならサウンドクラウドのアカウント作っておけばよかった…」ともツイートしている。
さらにバーガーキングの公式アカウントはカニエ・ウェストが最近「私の目は開いて色々見えるようになった。自分が信じていないメッセージを広めるために利用されていたんだ。政治から距離をおいてクリエイティブであることに集中するよ」とツイートしたことを受けて、このように返答した。
eyes still closed I guess https://t.co/Z8pzojmDgb
— Burger King (@BurgerKing) November 4, 2018
バーガーキングの公式アカウントは、上記のカニエ・ウェストの「目が開いて見えるようになった」というツイートを踏まえた上で、「まだ目を閉じていて見えてないようだね」と返答した。日本の企業がこのように、競合を好む有名人をジョーク交じりに煽ったら炎上する可能性が高いであろう。しかしこれがジョークとして成立し、多くのヒップホップ・メディアが取り上げ、逆にブランディングになる文化圏の違いは非常に興味深い。リプライ欄では「どのバーガー・ショップが一番のお気に入りか?」という議論も見ることができる。