昨年リリースされたアルバム「Daytona」を「2018年のベスト・ラップアルバムだ」と語っていたPusha T(プシャ・T)。同アルバムは実際に第61回グラミー賞にもノミネートされており、彼の中でも大きな意味を持った作品となったことだろう。
そんなPusha Tが、「Daytona」を制作する際に影響を受けたアーティストについて語ったインタビューを紹介したい。
Variety紙にて行われたインタビューによると、Pusha Tは「音楽史における最も偉大な瞬間25選」というリストを作ることからアルバム制作を開始したと説明している。彼はラップに限らずあらゆるジャンルの音楽を視野に入れた上で、D’AngeloやLauryn Hillなどの作品がいかに音楽にインパクトを与えてきたのかをリストアップしたのである。その中から重要な部分のみをトリミングし、「Daytona」を制作したと彼は語った。
続けてPusha Tは「俺がRaekwonのGlaciers Of Iceを敬愛していることをKanye West(カニエ・ウェスト)に指摘されたんだ。」と語っている。Pusha Tは過去にRaekwonの「Only Built 4 Cuban Linx」を最も好きなアルバムの内の一つとして挙げていた。
他にも、グラミー賞についてPusha Tが語った内容がとても印象的である。
「ラップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーにノミネートされたかった。他の賞はもはやどうでもいんだ。人生でずっとグラミーを見てきて、このカテゴリは自分の中で大きな意味があった。過去にラッパーたちによるボイコットがグラミーに対して行われたが、今ではグラミーはラップ・カテゴリーを良くレプリゼントしている。最高だ。これからどうなって行くか、とても楽しみにしてる。」
グラミー賞に対する想いを語ったPusha T。彼のアルバム「Daytona」はグラミー賞を受賞することはできるのだろうか?
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