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カニエ・ウェストとキッド・カディの「Kids See Ghosts」がサンプルの著作権をめぐり裁判に

 

 

Kanye WestとKid Cudiからなるデュオ「Kids See Ghosts」のセルフタイトル作に収録されている楽曲「Freeee (Ghost Town Pt. 2)」が、著作権侵害の申し立てを受けている。

 

関連記事: EMIとの訴訟が報じられたカニエ・ウェスト、レーベル側が労働法に違反していると主張。

 

カニエたちによって著作権が侵害されたと訴えているのは、俳優のRonald Oslin Bobb-Semple。「Freeee (Ghost Town Pt. 2)」には彼がマーカス・ガーベイのスピーチを再現した「The Spirit of Marcus Garvey」という音声が使用されている。Ronaldは、サンプルとして使用された音声について「曲全体の核となっている」という旨を話しており、フェアユースにも該当しないと主張している。

 

他にもRonaldは、楽曲のプロデューサー/パフォーマーとしてのクレジットを求めている。

 

Kids See Ghosts側は、著作権を侵害したとしても「潔白であり、意図的な行動ではなかった」と主張しており、フェアユースに該当しないということも否定している。

 

フェアユースは「教育目的、パロディ、コメントをするためなどの限られた場合のみ、許諾なしで著作物を使用する権利を認める」というもので、元となった著作物からどれだけの範囲が使用されたか、改変されたか、経済的損害を与えたかどうかなどから定義される。

 

米国の著作権法では、作曲と録音の著作権は別のものとみなされるため、音楽の著作権のみフェアユースを認めている裁判所も多い。

 

果たして今回の件は該当するのだろうか?

 





 

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