1994年に大ヒットとしたディズニー映画の代表作とも言える「ライオン・キング」。2019年7月19日に公開されるCGリメイク版には、Beyoncé (ビヨンセ)やDonald Glover(ドナルド・グローバー)が参加しており、ヒップホップ業界でも大きな話題となっている。そんな新しく生まれ変わる「ライオン・キング」であるが、サウンドトラックとは別に、ビヨンセがプロデュースする「The Lion King: The Gift」というアルバムもリリースすると報道された。
こちらは映画の公開日である7月19日にリリースされるようで、「Spirit」という楽曲も先行配信されている。そんな新曲「Spirit」について、CGリメイク版の監督Jon Favreauが、Fandangoに語った内容を紹介したい。こちらは、南アフリカ出身の作曲家Lebo M.や、映画音楽界のレジェンドであるHans Zimmerとともサントラを制作している最中に、ビヨンセが書き下ろした曲のようだ。
「とても有名な音楽が作中に既にある映画に新曲を取り入れるために、彼らはみんなビヨンセに協力していた。彼らのおかげで、新曲は作品の一部として自然に馴染んだ。」
さらに、ビヨンセは新アルバムについて以下のように語った。
「これは『ソニック・シネマ(音楽の映画)』であり、これは物語の新しい形なの。このアルバムでは、映画にインスパイアされた楽曲をキュレーションするだけではなく、それ以上のことをしたかった。この作品にはR&B、ポップス、ヒップホップ、アフロビートまで、様々なものが集まっていて、一つの『音』だけではない。 リスナーの一人ひとりが、それぞれ自分の旅路を歩み、映画のストーリーと自分なりに共鳴する。全曲に映画のストーリーが反映されているから、現代的な解釈を聞きつつ、独自の想像を膨らませ、自分の人生とリンクさせることもできる。私にとっては、アフリカのプロデューサーに参加してもらうことは、最高のアーティストたちに演奏してもらうことと同じぐらい重要だった。誠実さと『心』が私にとって大切だった。」
「The Lion King: The Gift」に加え、ディズニーはビヨンセとチャイルディッシュ・ギャンビーノ(Childish Gambino)が歌う「Can You Feel the Love Tonight」が収録されるオリジナル・サウンド・トラックを7月11にリリースする予定である。Hans ZimmerやPharrell Williamsも、こちらのサウンドトラックに参加しているので要チェックであろう。