Frank Ocean(フランク・オーシャン)が、W Magazineのカバー・ストーリーにて、インタビューに答えた。彼が語った内容を紹介したい。
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「CDとか、ヴァイナルとかのようなフィジカルな形のリリースではなく、現在はデジタルが主流となった。だから45分、60分、120分などの制限もなく、いくらでも自由に表現が出来る。それでも、そのようなやり方をしているアーティストは少ない。レーベルとの契約では、アルバムの枚数が決められており、それに合わせて作らないといけないんだ。でもそれはアートとして良い状態にあるとは思えない。」
他にもフランク・オーシャンは、アーティストとしてインディペンデントで活動していくことについて語っている。
「そのようなやり方では制限的になる。ビジネスやインディペンデンスについて語るラッパーたちが増えているが、そういうアーティストが増えるべきだと俺は考えている。1000人ぐらいの少ないファンからアーティストとして投資してもらうのでも、まともな生活はできる。そのためには、ビジネスのオーナーシップ、自分で自分のビジネスの舵を握る必要があるんだ。」
「マス」に届かなくても、インディペンデントで上手くビジネスを形成できれば生きていくことができると語ったフランク・オーシャン。彼の活動はいい例であろう。特に知識不足により「搾取」されてしまうアーティストの話は頻繁に聞くので、自身でビジネスをやるというのはどういうことなのか?ということを考えるきっかけにもあるだろう。