様々な議論を巻き起こすことで人気を博している米ヒップホップメディアのDJ Boothが、2010年代に発表されたディス・トラックのランキングを発表した。彼らがランク付けしたディストラックを紹介したい。
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5位 Joe Budden – Making a Murderer, Pt. 1
ドレイクに向けられたこのディス・トラックは、ベスト・バーとして「You’re so indirect, shit wasn’t real clear(お前はマジで曲がってるな)/ Either Jimmy actin or he really miss a wheelchair(Jimmyは車椅子が恋しいみたいだな)」というリリックが紹介されている。
4位 Remy Ma – Shether
4位に選ばれたのは、Nicki Minajに向けられたRemy Maのディス・トラック「Shether」。こちらの楽曲はNasがJay-Zに向けた伝説のディス・トラック「Ether」のビートを使用しており、Nickiの美容整形やゴーストライターについてなど、かなりハードな内容となっている。
3位 Eminem – Killshot
Machine Gun Kellyの「Rap Devil」に対するアンサーとして制作されたこちらの楽曲は、YouTubeでの公開から24時間の内に3810万回再生されるほど盛り上がったディス・トラックとなった。ヒップホップ・ソングとしては公開から24時間で史上最多の再生回数である。
2位 Drake – Back To Back
こちらの楽曲は、「Drakeはゴーストライターに曲を書かせている」という旨のMeek Millの発言がきっかけとなって制作された。ベスト・バーとしては「You love her then you gotta give the world to her / Is that a world tour or your girl’s tour?(彼女を愛しているから、彼女に世界をあげるんだな。それってお前のワールドツアーなのか、それともお前の女のツアーなのか?)」というリリックが紹介されている。自身より当時付き合っていたNiki Minajのほうが有名であることを揶揄した内容である。
1位 Pusha T – The Story Of Adidon
2010年代で最も偉大なディス・トラックとして選ばれたのは、Pusha TからDrakeに向けられた楽曲「The Story Of Adidon」となった。楽曲の中でPusha Tは「You are hiding a child, let that boy come home(隠し子がいるんだろ、その子を家に入れてやれよ)」とラップしている。