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Ice Cubeがストーリーテリングがラップにおいて最もレベルが高いスキルだと語る。

 

 

「It Was A Good Day」や、Eazy-EとN.W.A.がブレイクする気かけとなった「Boyz-n-the-Hood」などで、巧みなストーリーテリングを見せている西海岸の伝説Ice Cube(アイス・キューブ)。そんな彼は先日、トップレベルのMCであるTalib Kweliがホストを務める「People’s Party With Talib Kweli」に出演し、彼の作品や、ストーリーテリングについて語った。

 

 

伝記映画「Straight Outta Compton」でもおなじみであるが、1987にリリースされた楽曲「Boyz-n-the-Hood」は彼のストーリーテリングが世に出た楽曲である。彼はLAでの日常や、自分が実際に見る光景を鮮明にリリックに落とし込んだため、NYの人たちには理解されなかったと語る。

 

 

「本当はH.B.O.(Home Boys Only)っていうグループの為に書いたんだ。彼らはニューヨーク州のクイーンズ出身だった。だから(LA出身の)俺の歌詞は、彼らにとってまるで外国語だったんだ。俺に言っていることが理解できなかったみたいで、却下されたね。その後、ドレー(Dr.Dre)がEazyにやってみるよう説得してくれたんだ。」

 

 

 

 

1991年にはJohn Singleton監督で映画「Boyz-n-the-Hood」が公開されることになるが、「この曲が本当に映画のインスピレーションとなることが想像できたか」と、Talib Kweliが聞いたところ、元々Ice-T、Schoolly D、Sick Rick、KRS-Onなどのラッパー達からインスピレーションを受けたとIce Cubeは語っている。さらに彼はストーリーテリングの重要さを熱弁した。

 

 

「Slick Rick、KRSとかのファンだったからな。そういう物語に刺激を受けたよ。だから俺は自分の近所で起きていることについて語りたかったんだ。それが『Boyz-n-the-Hood』だった。」

 

 

「あらゆるラップの中で、ストーリーテリングを最もレベルが高いことだと思うんだ。単にラップをすることや、クレバーに韻を踏むのも良い。でも完璧に物語を伝え、聞いている人をそのストーリーのなかで誘うことは、最も評価に値することだと思う。Slick Rickがストーリーテラーとして頂点だと思う理由は、彼の「語り方」なんだ。彼のプレゼン能力、曲のなかで、声やスタイルの変化をさせる。俺はドープな韻が踏めるし、それを上手く語ることもできるが、彼のラップを聞いていると、まるで本のページをめくるかのような感覚になるんだ。特に彼の楽曲『La Di Da Di』に勝るものはないと思っている」

 

 

Ice Cubeは学生時代、建築について勉強していたバックグラウンドを持っている。そんなIce Cubeの曲を聞いていると、まるで映画「インセプション」のように、頭のなかに物語を植え付けられたような感覚になると語ったTalib。建築物が出来上がるのを見ている感覚になるというTalib Kweliのコメントに、Ice Cubeは以下のように語った。

 

 

「もちろんそういうメンタリティでリリックを書くときもある。『自分自身のメンタリティを良くするためにはどうすればいいのか?』というのも念頭に置いている。最終的に、それが一番大事であり、良い曲の共通点だと思う。いつも、そうしようとしているわけではないけどな。ラップは楽しくもあるべきだと思うからね。自分のなかにある、『Good、Bad、そしてUgly』を出すべきだし、自分の色々な面を表に出すべきだと思う。黒人も、白人も、メキシコ人も、アジア人も例外ではなく、そうやってスキルを磨くべきだ。もちろん自分もね。」

 

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