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Waka Flocka Flameがラップをしなくなった理由を語る。「俺はワックだけど30億円稼いだんだ」

 

 

2010年にリリースしたデビュー・アルバム「Flockaveli」で一躍有名ラッパーとなったWaka Flocka Flame(ワッカ・フロッカ・フレイム)。アルバムの続編となる「Flockaveli 2」のリリースも期待されているそんな彼が、「Everyday Struggle」に出演した。Waka Flocka Flameは、自身がワックなラッパーだと思いながらもサクセスをしたと語っている。

 

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「2012年、2013年の時点で3000万ドル稼いだんだ。亡くなった俺の弟に誓って、本気で言ってる。人生のそのタイミングで思ったのは、なんで俺はラップしてるんだ?ということだった。そもそも、ラップをしていたのも、金持ちになることが目的だったからだ。ラップで金持ちになって、俺はどうすればビジネスでさらに資産を増やすことができるのかを考えた。俺はワックなラッパーであることは自分でも知ってるし、稼いだ今はそれを続ける必要もない。ワックだけど、リアルだったから金を稼げた。俺のリアルさが、ワックさを超えたんだ。」

 

もともとお金を稼ぐことを目的としてラップをしていたと語ったWaka Flocka Flame。自分がラッパーとしてワックであると思いながらも、お金を稼ぐことができた今は、もう「ワック」であるラップをする必要がないんだと心境を明かした。さらに資産を増やすためにはビジネスにフォーカスする必要があると今後のプランを語り、ラップの次のステップに進むフェーズに到達していると考えているようだ。彼は自分が尊敬するラッパーたちについても「俺が好きなラッパーはDMX、Nas、KRS-One、Goodie Mobだけど、彼らみたいにラップすることは出来ない。俺とケンドリックを同じスタジオに入れてみろ。俺は絶対彼に負けるから」と話している。自分がMCとしてのアートを極めることができないことを理解し、自分にとって次の居場所を見つけ、キャリアを飛躍させることにフォーカスしているようだ。

 

番組ホストに「あなたはワックなのか?ワックかどうかを決めるのリリックの内容だけなのか?」と聞かれた際には、「俺は自分の感覚で意見を言ってるだけだよ。俺は双子座で、俺の唯一の友達は俺自身だからな」と語っている。「自分をワックだと思う自分」と「ラッパーとして自信を持って人前に出る自分」という両サイドを持っているという意味で「Gemini(双子座)」だと説明したのだろう。彼の活動からは「自分はワックだ」と思い込みながらも、ラップをのし上がる手法として使い、ハッスルする「ヒップホップ」精神を感じることができる。

 

 

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