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ラッパーはリリックを書くのが先?タイトルが先?パブリック・エネミーのChuck Dがタイトルからつける理由を語る。

 

 

楽曲の内容に加えて、インパクトのあるタイトルで、リスナーの心を掴むのも、作品づくりにおいて重要な点であろう。例えばPublic Enemy(パブリック・エネミー)は、「Bring Tha Noize」や「Fight The Power」など、力強く印象に残る曲名を多く生み出してきている。なぜ彼らはここまでインパクトのあるタイトルを世に出すことができたのだろうか?Public EnemyのラッパーであるChuck DがPeople’s Party with Talib Kweliに出演した際に、歌詞を書く前にタイトルから考えているということを明かした。

 

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Public Enemyだけでなく、ソロ・アーティストとしても昔から楽曲のタイトルが非常に印象的であることについて「あそこまで鮮明に曲の内容が想像できるタイトルはどうやってつけてる?」という旨の質問を受けたChuck Dは、以下のように答えている。

 

「私は先にタイトルをつけるんだ。タイトルをつければ、それに合わせてリリックを書くのも簡単だ。その後は、想像力を使う。華々しいタイトルを思いつけば、あとは中身を満たすだけだ。それが私のやり方だよ。天から降りてきたようにタイトルが降ってくるときもあるけど、やっぱり長時間のドライブ中が一番思いつくね。ここ30年以上、長時間のドライブをしてるときの車が、私にとってのスタジオや訓練場だった。だから車を走らせるんだ。Public Enemyのデビュー・アルバムの”Yo! Bum Rush the Show”も、運転してる時に思いついた。”Public Enemy No. 1″も、父の引っ越しで家具をたくさん運んだ後のドライブだった。」

 

インパクトのあるタイトルを先に考えることによって、リリックも想像力を使うことで自然と思い浮かぶと語ったChuck D。リリックから書き始めるラッパーは多いが、彼の作品で印象的なタイトルが多いのも、このようにタイトルから先につけているからであろう。

 

 

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