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【BEST OF 2020】HIP HOP DNA編集部が選ぶベストヒップホップトラックTOP15

 

 

2020年は世界的なパンデミックもあり、アーティストにとっても活動が制限された年であった。そのような逆境のなかでも活躍したアーティストを讃えるためのシリーズ、「BEST OF 2020」。今回は「HIP HOP DNA編集部が選ぶベストニューアーティスト2020」に引き続き、2020年にリリースされた楽曲という定義のなかから、編集部が選んだ「ベストトラック2020」を紹介したい。

 

関連記事: 【BEST OF 2020】HIP HOP DNA編集部が選ぶベストニューアーティスト2020

 

15位 Benny The Butcher / Timeless feat. Lil Wayne & Big Sean

 





アルバム「Burden of Proof」に収録されている楽曲。Hit-Boyがプロデューサーを務めており、Lil WayneとBig Seanのヴァースも要チェックである。2020年はBenny The Butcherを含め、Griseldaが大活躍した年であった。

 

 

 

14位 Future / Life Is Good feat. Drake

 





「Life Is Good」はアメリカ国内のYouTubeで2020年にMVが最も再生された楽曲と発表されており、ユーモアのある映像もヒットの一因となった。

 

 

 

13位 Sa-Roc / Gold Leaf

 





名門リリシスト・レーベル「Rhymesayers」のアーティストSa-Rocのアルバム「The Sharecropper’s Daughter」に収録されている楽曲。日本のメインストリームには登場しないアーティストであるが、この曲を聞けばフロー、デリバリー、リリシズム、その他どの分野をとってもラッパーとしてトップレベルであることがわかる。プロテストやセルフラブなどについてラップするSa-Rocのアルバム、プロデューサーはSol Messiahが務めている。楽曲「r(E)volution」のMVも2020年を象徴する映像となっており、必見である。

 

 

 

12位 Moneybagg Yo / Said Sum Remix ft. City Girls & DaBaby

 





Moneybagg Yoが今年の9月17日にリリースした楽曲。リミックス版である同曲にはCity GirlsとDaBabyが参加しており、YCがプロデューサーを務めている。

 

 

 

11位 Jay Electronica / Ghost of Soulja Slim

 





ベテランであるが今まで一度もアルバムをリリースしてこなかったJay Electronicaの待望のデビューアルバム「A Written Testimony」に収録されている楽曲。Jay Electronica自身もプロデューサーを務めており、Jay-Zがゲスト参加している。

 

 

 

10位 G Herbo / PTSD feat. Juice WRLD, Lil Uzi Vert & Chance The Rapper

 





「PTSD」が収録されている同名のアルバムはHipHopDXがまとめた「2020年上半期のベストEP/ミックステープ」にも選ばれており、G Herboがベテラン並みのスキルを発揮した名作と評価されている。

 

 

 

9位 Public Enemy / Fight The Power: Remix 2020

 





BET Awards 2020にて披露されたこちらのリミックスは、社会に大きな影響を及ぼした。原曲がリリースされたのは1989年だが、2020年にもまだ問題が根深く残っていることを多くの人に伝えたという意味でも、こちらのリミックスは2020年を象徴する曲であろう。メンバーの一人であるChuck Dは、HIP HOP DNAのインタビューにて同曲の制作背景について説明している。

 

 

 

8位 Megan Thee Stallion / Savage Remix feat Beyoncé

 





HIP HOP DNA編集部が選ぶベストニューアーティスト2020にも選ばれたMegan Thee Stallion。徐々に注目を集めていたタイミングでビヨンセというスーパースターをフィーチャリングした「Savage Remix」をリリースし、一躍「スター」となった。

 

 

 

7位 King Von / Waynes Story

 





先月、惜しくも26歳という若さで亡くなったシカゴ出身のラッパーKing Von(キング・ヴォン)。11月の末に彼がリリースしたデビューアルバム「Welcome to O’block」に収録されているこちらの楽曲は、12月9日にミュージックビデオが公開されたばかりである。ChopsquadDJがプロデュースを務めており、フッドにおける犯罪に手を染めてしまうサイクルや、悲しみやバイオレンスの連鎖を巧みなストーリーテリングで表現している。

 

 

 

6位 Drake / Laugh Now Cry Later feat. Lil Durk

 





「2020年にリリースされる予定のDrakeのアルバムに収録されている」という噂もあった楽曲であるが、同曲は2021年グラミー賞の最優秀ラップ楽曲賞にもノミネートされている。

 

 

 

5位 Internet Money, Gunna, Don Toliver, Nav / Lemonade

 





世界中でヒット中の楽曲。Internet Moneyが自分たちの名義でリリースした初の大きなプロジェクト「B4 the Storm」に収録されており、HIP HOP DNAではInternet MoneyのファウンダーであるTaz Taylor(タズ・テイラー)にインタビューも行っている。

 

 

4位 Big Sean / Deep Reverence feat. Nipsey Hussle

 





Big Seanの待望の新アルバム「Detroit 2」に収録されている楽曲。Big Seanは「Deep Reverence」にてケンドリック・ラマーとのビーフの噂についてラップしており、いかに彼が人間として成長をしたかを表現している。

 

 

 

3位 Lil Baby / The Bigger Picture

 





こちらの楽曲は2020年を代表するプロテストソングの一つと評価されており、Drakeの「Laugh Now Cry Later」と同じく2021年グラミー賞の最優秀ラップ楽曲賞にもノミネートされている。人種問題を「さらに大きな視点で見る必要がある」と語った名曲となっている。「全ての有色人種が馬鹿なわけじゃない。全ての白人が人種差別主義者なわけじゃない。俺は外面じゃなくてハートで人を判断する。」というリリックが印象に強く残っている。

 

 

 

2位 Pop Smoke / The Woo feat. 50 Cent & Roddy Rich

 





Pop Smokeの遺作となるデビュー・アルバム「Shoot for the Stars, Aim for the Moon」に収録されている楽曲。Pop Smokeの人生を追うドキュメンタリーの公開が予定されているという報道もあるため、そちらの発表にも期待をしたい。

 

 

 

1位 DaBaby / Rockstar

 





デビューアルバムと2ndアルバムを2019年にリリースして以来、最前線で大活躍をし続けているDaBaby。最新アルバム「Blame It on Baby」に収録されている楽曲「Rockstar」はBillboard 200にて1位を獲得している他、多くのランキングなどでトップに選ばれた2020年を代表するヒットソングの一つである。また、こちらの楽曲の「BLM Remix」の内容とインパクトも含め、2020年で最も印象に残った曲として1位に選出された。

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