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リアーナやビリー・アイリッシュなど多くのアーティストがNY州法律の「50-A」の廃止を呼びかける。警官の懲戒記録の公開を妨げる州法。

 

 

6月8日、Rihanna、Nas、Billie Eilish、Ariana Grande、Migos、Megan Thee Stallion、Meek Mill、Future、Post Maloneなど、多くのアーティストが、ニューヨーク州の制定法「50-A」の廃止を呼びかける手紙に署名をした。

 

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50-Aは簡潔に説明をすると、「警察官の人事記録や懲戒記録の機密性が保持される」という内容のNY州法律であるが、警官による不当な逮捕や暴力の記録が公開されないことにより、こちらの制定法が悪用されているのではないかと以前から問題になっていた。George Floyd(ジョージ・フロイド)氏の事件や、相次ぐ警察官による不当な暴力をきっかけに、改めて注目されている制定法である。

 

手紙の内容は、以下のようになっている。

 

「我々は、George Floyd氏をはじめとする、不当に殺害された多くの黒人の命を悼みます。人々を守るという誓いを破り、不正を働いたものたちは、社会的に責任を取る必要があります。そして、暴力の被害者となった方たちのために、正しい対処をしないといけません。そのために必須となる第一歩は、警官の不正の記録や、懲戒記録を公開し、市民の監視の目を厳しく保つことです。ニューヨークの制定法である『50-A』は、透明性の妨げになり、警官の不正行為の記録を隠しております。正しい対処をするのが困難になるため、早急に廃止すべきです。
50-Aは警官の懲戒記録を非公開にするために使用されるべきではないと、州知事が声明を出したことに、我々は喜ばしく思っています。しかし、それでは足りません。50-Aは、過去に頻繁に使用されてきたため、廃止しないことには、前に進むことができません。州議会のメンバーが、システムの問題を認識し、50-Aを早急に廃止することで、重要な一歩を進む必要があります。」

 

寄付/署名などの方法やリンクがまとめられたウェブサイトはこちら

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