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J. Coleが名指しをせずに他のラッパーに宛てたスニーク・ディス/メンションを5つ紹介。「False Prophets」や「Middle Child」など

 

 

先週の火曜日に突如新曲「Snow on tha Bluff」をリリースしたJ. Cole。彼はこちらの楽曲の冒頭部分がNonameについて書かれたものだと、後にツイッターにて明かしたが、彼がサブリミナル的に誰かをメンション/ディスしたのは今回が初めてではない。米ヒップホップメディアのHipHopDXがJ. Coleの「隠れディス疑惑」をまとめているため、今回はそちらから5つ紹介したい。

 

関連記事: J. Coleが新曲「Snow on tha Bluff」への批判に対してコメントをする

 

「TKO (Black Friday Remix)」
Justin Timberlake、A$AP Rocky、Pusha Tとのコラボ曲。こちらの楽曲は、Big Seanの楽曲「Control」におけるケンドリック・ラマーのヴァースが公開された数ヶ月にリリースされた。ケンドリック・ラマーは同曲の中で、J. Coleを含む同世代のラッパーたちに宣戦布告をしており、J. Coleはこちらの楽曲にてケンドリック・ラマーに向けてアンサーしているのではないか、と言われている。

 

 

「False Prophets」
こちらの楽曲は、カニエ・ウェスト、Wale、ドレイクについて書かれていると考えられている。1stヴァースは、自分のヒーローであったカニエが堕ちていく様子を書いており、2ndヴァースでは自分のことを認めてくれるファンベースがいるのに、自分がいかに認められないかということにストレスを感じているWaleの様子を書いているという解釈が広まっている。「Hear some new style bubblin’ up, then they bite the shit」などのヴァースでJ. Coleは「あいつらは自分でヴァースすら書かない。新しいスタイルが出てきたら、それ真似をする」というリリックはドレイクのことだと思われている。

 

 

「everybody dies」
J. Coleが2016年に、「False Prophets」と同時にリリースした楽曲。彼はこちらの楽曲にて、「たくさんの言葉を発してるけど、何も言ってない、2ヶ月前にラップを始めたような、名前にLilがついたアマチュアたち」とラップしており、Lilから始まる新世代のラッパーたちをディスっていた。こちらのリリックは、特にLil Uzi Vert、Lil Yachty、Lil Pumpに対するディスだと考えられているようで、Lil Uzi Vertは当時「とても美しい曲だ @JColeNC」という旨のコメントをしていた。Lil Yachtyは「J. Coleは聴かない」と語っている。

 

 

「1985 – Intro to “The Fall Off”」
J. Coleが2018年にリリースしたアルバム「KOD」に収録されている楽曲。Lil PumpとSmokepurppは、「everybody dies」のリリックを受けて、「Fuck J. Cole」という楽曲を2017年に制作していた。J. Coleは「1985」にて、名指しはしていないが、「顔から足までタトゥーだらけで、ピルやドラッグについてばかりラップしている」ラッパーたちに向けて、お金の使い方や、後世にポジティブな影響を与える重要性についてアドバイスしている。その後J. ColeとLil Pumpは、1時間ほどの対談にて、お互いの考えを打ち明けた。

 

 

「Middle Child」
こちらの楽曲は、Pusha Tとカニエ・ウェストがDrakeとビーフしていたときにリリースされた。「どうでもいいことのためにビーフはしない。もしラッパーをヤラないといけないなら、まじでやる。注目を集めるためとか、自分のスニーカーを売るためにはやらない」というリリックが、カニエ・ウェストへのメンションだと言われている。

 

 

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