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2020年上半期のベストEP/ミックステープ11作品を紹介。Wale、6LACK、IDK、Skyzooなど

 

 

7月に入り、2020年も半分が過ぎた。2020年は新型コロナウィルスもあり、音楽業界にとっても大変な時期が続いたが、アーティストたちは作品をリリースし続けている。この度、メディアで大きく取り上げられるアルバムだけではなく、2020年前半にリリースされたEPやミックステープを対象としたベスト作品をHipHopDXがまとめているため、今回はそちらを紹介したい。

 

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「The Imperfect Storm」 – Wale
歴史に残る出来事が立て続けに起きている現在、人類が抱える問題を落とし込んだ作品。Waleは「The Imperfect Storm」にて、コロナウィルスの影響による自宅隔離や、メンタルヘルス、プロテスト、暴動、警察による殺人行為などについてラップし、アメリカの感情を表現した。

 

 

「6pc Hot」 – 6LACK
6LACKらしいノクターナルな作品。恋の過ちについてなどが題材となっているこちらのEPは、ドライブ中などに聴くのにピッタリの作品となっている。Lil Babyが参加した楽曲「Know My Rights」も特に要チェックの楽曲となっている。また6LACKはEPのリリースと同時に、オリジナルのホットソース「600 Degrees」を販売開始すると発表していた。

 

 

「IDK & Friends 2」 – IDK
「IDK & Friends 2」には、XanMan、A$AP Ferg、Juicy J、Denzel Curry、Maxo Kream、PnB Rock、Ronny J、YungManny、Rico Nastyなど、多くのアーティストが参加している。またIDKのこちらの作品は、NBAのスター選手であるKevin Durantのドキュメンタリー「Basketball County: In The Water」のサウンドトラックとして使用されるようだ。

 

 

「Slime & B」 – Chris Brown & Young Thug
Chris Brown(クリス・ブラウン)とYoung Thug(ヤング・サグ)のコラボプロジェクト。こちらの2人がコラボをしたことに驚いた者も多いだろう。ダンストラックもあればラジオ向けのキャッチーな曲も収録された作品となっている。

 

 

「The Bluest Note」 – Skyzoo
リリシストであるSkyzooらしい、ジャズへの愛が伝わってくるEP。イタリアのジャズバンドであるDumbo StationとSkyzooの組み合わせとなっている。

 

 

「LULU」 – Conway & Alchemist
ファン待望の、Conway The MachineとAlchemistによるコラボプロジェクト。Conway The Machineの繊密な言葉遊びやリリシズムと、Alchemist特有のサウンドは要チェックである。

 

 

「Already Decided」 – Smino
Sminoは「Already Decided」にて、スムーズでメロディックなフロウからストレートな言葉遊びなど、多様なスタイルを披露している。Sevyn StreeterやT-Painなども参加。

 

 





「Industry Games」 – CHIKA
インスタグラムでファンベースを築いた若手ラッパーCHIKAのデビュー作品。アラバマ出身の23歳は、こちらの作品にて自身のハッスルやヘイターなどについてを語っている。

 

「13LOOD 1N + 13LOOD OUT MIXX」 – Denzel Curry
HipHopDXはこちらの作品のレビューを1月に公開しており、「13LOOD 1N + 13LOOD OUT MIXXはDenzel Curryの原点回帰的な作品」と紹介していた。

 

 





「The Circus」 – Mick Jenkins
ムーディーなインストにキャッチーなリリシズムが収録された7曲入りのプロジェクト。Mick JenkinsのMCスキルが伝わってくる作品となっている。

 

 

「The Appetition」 – Raekwon
Wu-Tang ClanのメンバーRaekwonがリリースした3曲入りのEP。この作品はRed Bull Music Studiosにてレコーディングされたようだ。

 

 

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