マンブルラップやサウンドクラウドラップが流行ったなか、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)が2018年にピューリッツァー賞を受賞するなど、リリカルなラッパーは常に評価されている。そんなリリカルなラッパーたちが「最も使用している単語」はなんなのだろうか?
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こちらの「Repeeted」というウェブサイトは、各アーティストが自身のリリックで繰り返し使用した単語をカウントしている。ロック、ポップス、カントリーなど、さまざまなジャンルの22,119人のアーティストによる985,119曲から、約3億語を分析した結果を表示できるのだ。
ウェブサイトに登録されている多くのラッパーたちの「口癖」をチェックすると、リリカルなアーティストもそうでない者も、多くが共通して「yeah」、「fuck/fuckin」、「shit」などの掛け声を繰り返していることがわかる。これらは楽曲のテーマに関わらず使用できる単語であるが、ユニークな単語は以下のようになっている。
Lil Uzi Vertは「uzi」、Jay-Zは「hov」、Kendrick Lamarは「kendrick」、Playboi Cartiは「carti」という単語を繰り返しており、ラッパーたちは自分の愛称や名前を多用する傾向があることがわかる。
他にも「cash」や「money」、「diamonds」など、お金や宝石に関する単語を繰り返している者も多く、「homies」、「home」、「friends」など、仲間やホームについてラップしている人も多い。
また、以前マット・ダニエルというジャーナリストが「Genius」で公開されているリリックを抽出し、ユニーク単語数を数えたポリグラフを公開していた。「Repeeted」とは真逆の内容だが、2つのウェブサイトを一緒にチェックしてみても面白いかもしれない。