7月25日に、リリースから14周年を迎えたPharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)のソロデビュー・アルバム「In My Mind」。同アルバムにはGwen Stefani、Jay-Z、Nelly、Kanye Westなど豪華アーティストが多く参加しており、Billboard 200チャートにて3位で初登場した。しかし、作品リリース当時の評価は分かれており、Interscope RecordsのJimmy Iovineは「In My Mind」について「失敗だった」と話していたようだ。
しかし「In My Mind」を高く評価しているファンも多く、中でもTyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)は同アルバムから大きな影響を受けたとインスタグラムにて以前語っていた。その内容を一部紹介したい。
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https://www.instagram.com/p/BISo4usAxXu/?utm_source=ig_embed
4年前、アルバムがリリース10周年を迎えたときに、タイラーはこのように作品への想いを語っていた。
「That Girl」より素晴らしい曲を作ることなんて無理だと今でも思う。
Jimmy Iovineが「In My Mind」について「失敗だった、上手くいかなかった」と考えていたと聞いたのを覚えている。でもほら、上手くいってるよ。彼が見ていた子供たちにウケてなかっただけだ。ポピュラーなスラングを使って、与えられたものを聴くだけで、当時のトレンドの服を着るだけの子たちだ。それが悪いと言いたいわけじゃないが、彼らにウケるわけないだろ。
でも俺には上手くいったし、その年に俺はOdd Futureを作った。あなたを信じられるくらいナイーヴで、同じように素敵なことを、本気でやれば出来ると思ったんだ。俺が育った場所では、刑務所に入るか、死ぬか、クソみたいな仕事で身動きが取れなくなるやつらばっかりだった。成長しないんだ。俺はそのサイクルに落ちなかった。俺が若いアントレプレナーになれたのは、あなたの言葉を信じたからだ。
このように、周りからは「失敗だった」と思われた作品でもリスナーに響き、新たな時代を影響する作品になることがある。実際のアルバムは以下のリンクからストリーミングすることができる。