90年代後半にメインストリームに躍り出て、ラテン系のソロ・ラッパーとして初めてプラチナ認定されたBig Pun(ビッグ・パン)。韻をばらまきながら、勢いのあるラップをする凄腕リリシストとして後世に多大な影響を与えたBig Punであるが、そんな彼についてRemy Maが語ったエピソードを紹介したい。
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Fat Joeのインスタライブ・ショーにゲストとして登場したRemy Ma。彼女は生前のBig Punと交流があったが、Big Punはよく「誰かとコラボするときは、全員をラップでぶっ殺すことを目標としてラップをしていた」と語っていたらしい。
そんなバトル感覚でラッパーたちとコラボをしていたBig Punであったが、彼はなんと次はデビュー当時のエミネムに目をつけていたようだ。彼は「エミネムと同じトラックに参加するのが待ちきれない」と言っていたようで、エミネムとどちらがドープなラッパーであるかを競おうとしていたらしい。
https://youtu.be/gsmgMjY4iaM
それを聞いたFat Joeは大変驚いた様子を見せ、2人はそれが実現したらいかに凄い曲になっていたか、ということを語った。残念ながらBig Punはエミネムがデビュー・アルバムをリリースした一年後に心臓発作により亡くなっため、コラボは実現することはなかった。