9月4日に新アルバム「Detroit 2」をリリースし、ビルボード一位を獲得したBig Sean(ビッグ・ショーン)。アルバム公開から一月が経ったが、彼はプロモーションのためFat Joeの番組「The Fat Joe Show」に出演した。その際にビッグ・ショーンが語った内容を紹介したい。
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ビッグ・ショーンはカニエ・ウェストが創設したレーベル「G.O.O.D. Music」と2007年に契約したが、デビューアルバム「Finally Famous」をようやくリリースしたのは2011年だった。ラジオ局でカニエにラップを披露したことがきっかけで契約を掴んだビッグ・ショーンであるが、それ以外のキャリアがなかった彼は、契約後も苦労していたようだ。
そんなビッグ・ショーンに対しFat Joeは「契約の前払い金は50万ドル?みんなが聞いたことないことを教えてくれ」という旨の質問をしており、彼は以下のように答えている。
「いや、俺の契約の前払い金は15万ドル(1500万円ほど)だったよ」
「それじゃ数年も暮らしていくのは難しいな…」と驚くFat Joe。ビッグ・ショーンは今月リリースされたばかりのBenny The Butcherとの楽曲「Timeless」でも、「奴隷的な契約」についてラップしていた。
またカニエも最近レコード会社との契約や、アーティストが原盤権を所有することの重要性などについてツイッターで語っており、その中で彼は「G.O.O.D. Music」のアーティストに自身が所有する50%の原盤権を返すと発言している。ビッグ・ショーンはこちらのツイートに「ありがとう!すごく助かるよ」と返事をしていた。
「The Fat Joe Show」のインタビューは以下のリンクからチェック。