待望の新アルバム「Extinction Level Event 2: The Wrath of God」をリリースしたBusta Rhymes(バスタ・ライムス)。アルバムのプロモーションなども兼ねて、彼は最近様々なメディアでインタビューに答えている。そんなバスタ・ライムスが、長年のコラボレーターであるA Tribe Called QuestのQ-Tipについて語った内容を紹介したい。
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バスタ・ライムスはGQのインタビューにて、2PacとQ-Tipのビーフについて語っている。1994年のSource Awardsでの出来事が二人のビーフのきっかけであると知られているが、実はスタッフの間ですれ違いがあったようだ。
「A Tribe Called Questがベスト・グループ・オブ・ザ・イヤーを受賞してスピーチを行っている最中に、2Pacが自分のパフォーマンスを開始したんだ。元々2Pacは危ないやつだとみんな思っていたのもあって、尊敬を欠いた行動に見えたかもしれない。だが実際は、ステージマネージャーとステージの裏にいたコーディネーター同士が、ちゃんとコミュニケーションを取れていなかったんだ。だからA Tribe Called Questの受賞スピーチ中に、ステージプロダクションマネージャーが2Pacの曲を流してしまったんだ。2Pacには受賞スピーチが聞こえていなかったため、彼は自分の出番だと思ってパフォーマンスを始めてしまった。」
スタッフのすれ違いにより、2Pacは事故的ににパフォーマンスを開始してしまったと明かしたバスタ・ライムス。しかし、その後2PacとQ-Tipは電話でビーフを解消したようだ。二人の仲介人になることを頼まれたバスタ・ライムスは彼らを電話で繋げたらしく、当時のことを「それは素晴らしくて、美しい会話だった」と話している。
「Donnie SimpsonがまだBETにいた頃だったと思う。2PacとQ-Tipは公の場で和解をしたかったけど、それは実現しなかった。」