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ケンドリック・ラマーの楽曲「DNA」の制作秘話。「ビートとケンドリックが挑戦しあってた」

 

 

Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)が2017年にリリースしたヒット作「DAMN.」こちらのアルバムはグラミー賞のベストラップアルバムを受賞しており、各チャートなどでも1位にランクインした名作である。中でも2曲目の「DNA」は人気曲として知られており、今回は楽曲のプロデューサーを務めたMike Will Made It(マイク・ウィル・メイド・イット)が語った内容を紹介したい。

 

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はじめに、「DNA」の前半を完成させたMike Will Made Itはケンドリックにビートを送っており、それから彼はケンドリックのスタジオに呼ばれたようだ。

 

ケンドリックのスタジオに呼ばれたんだけど、彼は「Bro、このビートは最高なんだけどさ」と言って、後半からビートをカットしてラップし続けた。完全に新しいパートを作ってアカペラでラップしたんだ。そして彼は俺に「このラップの後ろに808を鳴らしてくれればそれでいい」と言った。

 

その後、808でサウンドを作っていたMike Will Made Itはケンドリックがパフォーマンス中の姿をイメージしたと話している。

 

俺とケンドリックがバトルしてるようなサウンドにしたかった。それで俺はRick James(リック・ジェームス)が「gimme some ganja(俺にガンジャを渡してくれ)」と叫ぶ瞬間をサンプリングしたんだ。面白いなと思って(笑)
俺はビートに使えるボーカルチョップを探していて、「gimme some ganja」がダンスホールの新しい掛け声的なスラングになるんじゃないかと思ったんだ。サイファー特有の専門用語で、バーをくれよみたいな意味合いで。
ビートがケンドリックに挑戦し、ケンドリックがビートに挑戦しているような感覚で、「gimme some ganja」を何度も繰り返した。もっと言葉遊びやリリシズムをくれよって、ボクシングのコーチ的にケンドリックを後押しするようなイメージだったんだ。

 





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