楽曲「Bound 2」のパロディ動画などがきっかけで知り合い、いまでは友人となったKanye West(カニエ・ウェスト)とSeth Rogen(セス・ローゲン)。今回は、彼がRolling Stoneの2014年のインタビューにてカニエの新アルバムについて語った内容を紹介したい。
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ある日、ホテルのロビーでたまたまセス・ローゲンと彼の妻を見かけたカニエ・ウェストは彼に声をかけ、「リムジンで新アルバムのリスニング・セッションをしよう」と提案したようだ。そのことについてセス・ローゲンは以下のように語っている。
俺と妻をリムジンに案内したカニエは、彼のアルバムを再生し始めた。リリックはなく、ビートだけの状態だ。それから彼は全曲を流しながら生のラップを披露して、それぞれの曲がすべて終わったところで曲を止めて、「それでどう思った?」と俺に聞いた。俺たちはリムジンの中に2時間もいたんだ!
なんと2時間ぶっ続けで新アルバムのライブをセス・ローゲンとその妻に披露したカニエ・ウェスト。セス・ローゲンは以下のように続けている。
「そのとき俺が気づいたのは、彼が次に見かけた知り合いはあのリムジンに連れて行かれるんだろうなと。だけど俺が学んだのは、カニエはどんな時でも常にインプットを探し求めているということだ。プロセス的に言うと、彼がオープンであることと、恐れを知らないということがわかった。そのおかげで、俺たちも未完成の映画を友達に観てもらうようになったんだ。」
情熱的な性格で知られるカニエ・ウェストならではのエピソードであるが、そんな彼に影響を受けたセス・ローゲンは自身も同じように未完成のプロジェクトを友人とシェアし、そこからインプットを求めるようになったようだ。ちなみにその時のセス・ローゲン夫妻は大麻でハイになっていた状態だったと本人がツイッターで語っている。インタビューはこちらのリンクからチェック。
I was high as fuck and so was my wife Lauren.
— Seth Rogen (@Sethrogen) March 2, 2021