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故ニプシー・ハッスルのと他のアーティストとの違い。「ビジネスを自分のコミュニティに作り上げた」

 

 

3月23日に発売予定の故Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)の伝記本、「The Marathon Don’t Stop: The Life and Times of Nipsey Hussle」。こちらの伝記本を執筆したRob Kenner氏が、HipHopDXのインタビューに答えた。

 

【関連記事】Nipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)が亡くなってから1年が経つ。ビジネスから教育まで、彼の様々な活動を紹介。

 

Rob Kenner氏は以下のように語っている。

 

「ヒップホップには、貧困層から成り上がりリッチになるというストーリーが多い。Jay-Zはビリオネアで、それは素晴らしいことだ。彼がどれだけ長い道のりをやってきたか私達は知っている。だが彼は、Roc Nationを自身の出身であるMarcy Housing Projectsに建てた訳ではない。多くの人が理解するべきなのは、そこに違いがあるということだ。ニプシー・ハッスルは自分が稼いだ全ての金を、自身が育ち、ハッスルしてきたコミュニティに投資してきたんだ。」

 

ラッパーとしてだけでなく、ビジネスマンや活動家としても知られていたニプシー。彼と他のアーティストとの違いは、ニプシーは自身の出身であるコミュニティをビジネスや活動の拠点にし続けたことであると語ったRob Kenner氏。彼は以下のように続けている。

 

「彼がミックステープを手渡しで売り、マジックペンで作品名を手書きしたCDを配っていた同じ駐車場で、彼は店舗を出すまでのサクセスを掴んだ。しかし彼らは追い出され、警察からも追われた。悪いことは何もしていないのにも関わらずだ。再び店舗を開いたが、地主が彼らを強制的に立ち退かせようとするところまで話が進んでいた。だからニプシーはそのプラザそのものを購入したんだ。これは黒人がビジネスをやるにおいて、とてつもなくハードなことだよ。」

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