7月16日に亡くなった故Biz Markie(ビズ・マーキー)。2型糖尿病のため闘病中だった彼はメリーランド州ボルティモアの病院で亡くなり、享年57歳だった。「ヒップホップのクラウン・プリンス」として愛されてきたそんな彼について、Beastie Boys(ビースティ・ボーイズ)のMike D(マイク・D)と、ビズ・マーキーの妻であるTara Hall氏が語った内容を紹介したい。
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Tara Hall氏は、夫であるビズ・マーキーの死について以下のように語っている。
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「今日の夕方に、良い心がその心臓の鼓動を止めました。ビズは真のレジェンドらしく、最後まで闘い続けました。ビズはトランジションの最中に、私の手を握りながら、私に力を与えてくれました。彼のいない私の残りの人生を生きていくために、その力が必要だと彼は知っているから。」
多くのアーティストがビズ・マーキーに追悼のメッセージを送っているが、中でもマイク・Dは以下のように語っている。
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「本当にユニークで、とんでもないほどの才能を持ったビズ・マーキーと、たくさんの忘れられない体験ができたことに俺たちはとても感謝している。俺たちは彼の存在を、深く恋しく思うだろう。90年代に、ビズはカリフォルニア州アトウォーターにある俺たちのG Son Studiosによく遊びにきた。彼がスタジオを訪問するたびに、まずはお菓子屋さんに行くところから始まるんだ。この場合のお菓子屋さんとは、スタジオの向かいにある酒屋のことなんだけど。とにかく、彼はいつも茶色い紙袋にたくさんのご馳走を詰めて持って、嬉しそうに帰ってきた。その後、彼はマイクを握って、自分が歌いたい歌をなんでも歌うんだ。俺たちが何を演奏すればいいのかを知っているかのように俺たちの方を見ていて、何故かその通りになったりした。」