7月9日に、セルフタイトルの新アルバム「Vince Staples」をリリースしたVince Staples(ヴィンス・ステイプルズ)。彼は過去に故Mac Miller(マック・ミラー)と度々コラボをしており、彼と深い仲だったことでも知られている。そんなヴィンス・ステイプルズが、生前のマック・ミラーについて語った内容を紹介したい。
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ヴィンス・ステイプルズは、REVOLTのポッドキャスト「Drink Champs」にて「当時、俺はそんなに音楽を作ってる訳じゃなかった。」と話しており、以下のように語っている。
自分からマック・ミラーに自己紹介をしたんだ。すると彼は「君が誰か知ってるよ。ビートとか作らないの?それか、なんでもいいから音楽を作ったらいいじゃん。」みたいなことを俺に言ったんだ。俺が「ビートは持ってない」と言うと、彼は「じゃあ俺がビート作ってるから、金曜日に俺のところに遊びにおいでよ」と言ってくれて、それがきっかけで俺たちは一緒に音楽を作るようになって、仲良くなったんだ。
マック・ミラーとの出会いについて語ったヴィンス・ステイプルズ。この頃の彼は音楽制作はあまりしていなかったが、マック・ミラーがヴィンス・ステイプルズの才能を見出したのか、彼の人間性を気に入ったからなのか理由は不明だが、二人はその後「Stolen Youth LP」をリリースしている。マック・ミラーはLarry Fisherman名義でプロデュースを務めており、こちらのプロジェクトをきっかけにヴィンス・ステイプルズの名は広まった。しかしマック・ミラーは作品のパブリッシング・ロイヤリティを受け取らず、ヴィンス・ステイプルズにその権利を受け渡したようだ。
そして彼は俺ツアーに連れて行ってくれて、パブリッシングすら受け取らなかった。マック・ミラーは俺に言ったんだ。「1億稼いだら、それで俺にSクラスのベンツか何か買ってよ。」彼は俺に「Stolen Youth LP」全体のオーナーシップを与えてくれて、ツアーにも連れて行ってくれて、俺の泊まる部屋の金も払ってくてれて、しかも俺にギャラも払ってくれた。まあそうだよ、俺のホーミーはそんな奴だったんだ。