2015年にリリースされたケンドリック・ラマーの名作『To Pimp a Butterfly』。第58回グラミー賞にてアルバム・オブ・ザ・イヤーを含めた11部門にノミネートされ、最優秀ラップ・アルバムなどを受賞したこちらのアルバムは、そのコンセプチュアルな内容とケンドリック個人の成長ストーリーが絶賛された。そんな『TPAB』について、ケンドリック・ラマー本人がHigher GroundとSpotifyのポッドキャスト『The Big Hit Show』にて語った内容を紹介したい。
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ケンドリック・ラマーは、2014年にアフリカを訪れたことが『TPAB』に大きな影響を与えたと明かしている。彼はダーバン、ヨハネスブルグ、ケープ・タウン、さらにネルソン・マンデラ氏が収監されていたロベン島を訪れ、そのときの経験を『TPAB』に込めたと語っている。
ネルソン・マンデラは平等のために戦っていた。彼は27年間収監され、18年間あの小さな独房にいた。それでも彼は精神を保ち、真摯さと熱意を持ち続け、自分だけでなく、周りの人々のモチベーションとなった。100%インスパイアされた。
南アフリカで進められた人種隔離政策「アパルトヘイト」の廃止を訴え続けたネルソン・マンデラ氏。1964年に国家反逆罪で終身刑となり、27年にわたる収監を経て、1991年にアパルトヘイト撤廃に導いた。その後、全人種が参加した初の選挙で1994年に大統領に就任したネルソン・マンデラ氏から、大きなインスピレーションを得たとケンドリックは語った。さらに、彼はアフリカでの経験をこのように語っている。
その経験を経て、自分の経験を顧みるために自分の中を見つめてみた。そう、私はあまり良くないとされている街で育ったけど、その事実によって、私やホーミーたちを定義させることはできない。『To Pimp a Butterfly』は、その経験を彼らに共有するというコンセプトだった。コンプトンに戻り、自分が学んだことを伝えるために。自分が経験したことを説明し、その経験によって生まれた感情を伝える作品だった。「それはコンプトンよりも大きなものだ」と伝えるために。
アフリカを訪れたことが、いかにインスピレーションになったかを語ったケンドリック・ラマー。ケンドリックは以前も「ネルソン・マンデラについて調べてほしい」とツイートしており、この経験がなければ『TPAB』は生まれていなかっただろう。
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(画像=Kendrick Lamar “To Pimp a Butterfly”)
(Source)
https://www.complex.com/music/kendrick-lamar-recalls-how-trip-to-south-africa-influenced-to-pimp-a-butterfly