Jay-Z(ジェイ・Z)の1stアルバム「Reasonable Doubt」から数曲と、他には「In My Lifetime」のプロデューサーとして知られているSki Beatz(スキー・ビーツ)。
そんなSki Beatzが、「Reasonable Doubt」以前に幻のアルバムをJay-Zと完成させていたことを明かした。
DJBooth紙のインタビューで彼が語った内容を紹介したい。
「当時はちょうどPro Tools(DAWソフト)やコンピューター関連のソフトウェアが登場し始めた時期だった。だから当時持っていたDATテープは全て捨てて、それからコンピューター・ワールドにのめり込んだんだ。作り上げてきた作品のコピーもないんだ。」
新しいソフトウェアに対応する際に、全てのDATテープを処分してしまったと語ったSki Beatz。当時制作していた楽曲については以下のように語っている。
「Reasonable Doubtを制作する前にも実は未発表のアルバムが1枚あったんだけど、それもDATで保管していたんだ。だからJay-Zの作品以外にも、当時のBig LやCamp Loの音楽も全て消えてしまったんだよな。」
Jay-Zのクラシック・デビューアルバム「Reasonable Doubt」の前にも、もう一枚アルバムが存在していたと明かしたSki Beatz。時代によって形式は変わるが、音源を適切な形で保管しておくことがいかに重要かがわかる。幻のアルバムに収録されていた楽曲はどのようなものだったのだろうか?チャンスがあれば一聴してみたいものだ。