J. ColeのレーベルDreamvilleと契約し、XXLフレッシュマン2018に選出されたことで一躍その名を知らしめたJ.I.D。今最も注目されているリリシストと言っても過言ではないだろう。しかし、彼の最新作が、現在トラブルに見舞われている。
使用しているサンプルの権利的な問題でリリースできないという問題は頻繁に聞くが、今回J.I.Dは別の類の権利問題を直面した。元々「DiCaprio 2」のアルバムジャケットには、俳優レオナルド・ディカプリオのそっくりさんであるKonrad Annerud氏の写真が使われていたが、今ではJ.I.Dの形をしたオスカー像にすり替わっている。J.I.Dのチームは写真を使う許可を取っていなかったらしく、一度アルバムをストリーミングサービスから取り下げることを余儀なくされた。上が元のジャケット、下が変更後のジャケットである。
now the numbers fucked up cuz they took the whole project down to change the cover, literally dropped from #12 til like #80 sumthin smh this is my fault??♂️ https://t.co/tpptwZUuHx
— (J.I.D) (@JIDsv) 2018年12月6日
これにより、アルバムの再生回数はリセットされ、チャートの順位も落ちたと明かされた。J.I.Dはツイッターで「カバーを変えるためにアルバムを消したから再生回数がめちゃくちゃになっちゃったよ。12位から80何位になっちまった…これは俺のせいだ」と書いた。
That artwork is what the artwork was supposed to be upon release but they couldn’t change until after we dropped for upload reason https://t.co/noSngDTyVx
— (J.I.D) (@JIDsv) 2018年12月6日
J.I.Dにとっては厳しい経験となったが、彼のファンは引き続き彼をサポートし続けるであろう。「DiCaprio 2」が再度ランキング上位に食い込めるかどうか、注目である。