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ジェイ・Z『ザ・ブループリント』、21世紀作品として初めてアメリカ議会図書館に保存決定

 

 

2018年のアメリカ議会図書館ナショナル・レコーディング・レジストリー(以下NRR)にジェイ・Zの『ザ・ブループリント』が選出され、21世紀に発表された作品として初めて登録されることになった。NRRには毎年、“文化的、歴史的、または芸術的に重要”である、発表から10年以上経過した25作品が選出されている。

 

ジェイ・Zの6thアルバム『ザ・ブループリント』は、2001年9月11日にリリースされ、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を獲得し、3週連続で首位をキープした。また、ジェイ・Zはこのアルバムで4作連続初登場1位という快挙を成し遂げている。その後『ザ・ブループリント2:ザ・ギフト&ザ・カース』、『ザ・ブループリント3』とシリーズ化している。

 

『ザ・ブループリント』にはエミネム、ティンバランド、そしてスターになる前のカニエ・ウェストがプロデューサーとして参加している。収録曲「IZZO (H.O.V.A.)」は2001年9月にジェイ・Zにとって初のソング・チャート“Hot 100”トップ10入りを果たし、「ガールズ、ガールズ、ガールズ」や「ジガ・ザット・ニガ」などもチャート・インした。

 

『ザ・ブループリント』はヒップホップ・アルバムとしては10作目の登録だ。これまでNRRに登録されたヒップホップ作品は、ギル・スコット=へロン「The Revolution Will Not Be Televised」(革命はテレビ中継されない/1970年)、シュガーヒル・ギャング「ラッパーズ・ディライト」(1979年)、グランドマスター・フラッシュ・アンド・ザ・フューリアス・ファイヴ「ザ・メッセージ」(1982年)、Run-DMC『レイジング・ヘル』(1986年)、N.W.A.『ストレイト・アウタ・コンプトン』(1988年)、デ・ラ・ソウル『スリー・フィート・ハイ・アンド・ライジング』(1989年)、パブリック・エネミー『フィアー・オブ・ア・ブラック・プラネット』(1990年)、2パック「ディア・ママ」(1995年)、ローリン・ヒル『ミスエデュケーション』(1998年)となっている。

 

Photo by Getty Images Entertainment

(提供元:Billboard JAPAN )

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