凄腕プロデューサーMadlib(マッドリブ)とヒップホップの悪役キャラMF Doom(MFドゥーム)からなるデュオ「Madvillain」。多くのアンダーグラウンドヒップホップファンから支持されたいる彼らは大量の未公開曲を抱えているようだ。MF DoomがSpinのインタビューにて答えた内容によると、彼はMadlibとアルバム4枚分ほどの楽曲を制作して来たと話している。
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「Madvillainy以来、さらに多くの楽曲を制作するようになった。アルバムとしてリリースできるほどの量があるよ。俺はただ最適なタイミングを探しているんだ。制作やビジネスについて考えると、そのタイミングを見つけるのが難しい。色々問題がなくなったら、もっと多くの作品を聴くことになるはずだ。」
また彼は意外にもヒップホップを聴かないようで、その理由を話している。
「ライムとかそういうのは、金のために書いてる。それ以外にはヒップホップは聴かない。ライムごとに金が貰える、全部そういうゲームのためにやってるってだけの話だ。近年では稼げるものでもあるが、誰もそれに興味を示していない。誰も出来ないようなら、自分しかやっていないことで稼ぐことができる。俺がライムから学んだのはそういうことだよ。」
稼いでいくためにラップを聴き、それ以外ではヒップホップを聴くことはないとMF Doomは語った。そんな彼とMadlibの未公開曲が近いうちにリリースされることを期待したい。
NMEの偉大なアルバム・トップ500にも選ばれた「Madvillainy」はこちらから聴くことができる。