Angie Martinezの新たなシリーズ「Untold Stories of Hip Hop」が、先週の木曜日に初公開された。番組に出演したSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)が語った内容を紹介したい。
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1996年、MTV Video Music Awardsに集まったイースト・コーストとウエスト・コーストのアーティストたちは、非常にヒートアップしており、険悪なムードになっていたという。
その中で、2PacとNasがどのようにして出会ったかを、スヌープ・ドッグは語っている。Nasは、武器を装備した多くの仲間を連れていたようで、彼は2Pacに「君の音楽のファンなんだ」という旨を伝えたそうだ。一方で、2Pacは「イースト・コーストの連中と関わるつもりはない」という姿勢を変えなかった。それでもNasは2Pacに対する愛を表現し、彼をハグし、絶対にディスはしないと伝えたようだ。
それから、スヌープがMartinezのHOT 97の番組に出演したとき、彼は「イースト・コーストの連中と関わってもいい」という旨を語り、実際に彼がイースト・コーストのアーティストと仲良くしていたと明かす。そのため、ニューヨークからLAへ帰る飛行機の中でスヌープは、2Pacやクルーの仲間の誰にも口を利いてもらえなかったそうだ。スヌープは飛行機の一番後ろの席に一人で座り、誰かに襲われたときのためにナイフとフォークをブランケットの下で握っていた。
飛行機から降りる際にも、2Pacとの関係を修復しようとしたスヌープだが、彼は「あっちいけ」という反応をされてしまった。これが、スヌープ・ドッグの中での最後の2Pacの記憶である。
Untold Stories of Hip Hopは、こちらのリンクからチェックすることができる。