Angie Martinezがホストを務める、SpotifyとComplexのコラボ番組「Infamous: The Tekashi 6ix9ine Story」の初回エピソード「We Scums, We Not Slimes」が配信を開始した。
「Infamous: The Tekashi 6ix9ine Story」は、Tekashi 6ix9ine(テカシ・シックスナイン)が有名になるまでのバックグラウンドなどを追うポッドキャストとなっている。40分あるエピソードの内、印象的な部分をComplexがまとめているため、そちらを紹介したい。
関連記事: Spotifyがテカシ・シックスナインのキャリアについてのポッドキャスト「The Infamous: The Tekashi 6ix9ine」のトレーラーを公開
始めに、テカシの初期の楽曲をプロデュースしたJordan Granadosは、「テカシ以外の誰かが曲を書くことが多かった」と話している。
「テカシのクルーであるScum Gangはバンドのようなもので、彼がフロントマンだと俺は思っていた。フロントマンが必ず曲を作っているとは限らないだろ。一番の秘密はテカシが自身で曲を書いてなかったってことかな。別に今になって話すような秘密の内容だとは思わないけど、Righteous PかZillaKamiが書いていた。」
またScum GangのメンバーであるBizz-E BlazEは、テカシが一般に知られている暴力的なイメージとは真逆の人間であったと語る。
「Danny(テカシの本名)って人間は、みんなが思っているようなキャラとは違うんだ。彼はとても内気で、落ち着いてる。学ぶのが好きなんだ。無意味にひけらかしたりするようなタイプでもない。」
他にも、テカシの印象的な「69」のタトゥーを彫ったDavid Percyという人物は、彼を説得しようとしたと話している。
俺は、「聞けよ、こんなことしたくないだろ。かなりよく見えるぞ。」って感じだった。45分間くらい説得しようとしていた気がする。でも彼は「いや、俺はこうしたいからこれでいいんだ。」って感じで、やる気満々だった。それで、彼の最初の「69」をいくつか腕に彫ったんだ。
大勢のNine Trey Gangsta Bloodsのメンバーがテカシの楽曲「GUMMO」のMVに出演しているのは有名な話であるが、彼は当初、ライバル・ギャングとして知られるCripsに入るつもりだったようだ。
Scum Gangのメンバーたちは、テカシが青いバンダナが入ったバッグを持って撮影に現れたことを覚えていると話す。そんなテカシについて、Scum Gangの創設者であるScumlord D!zzyは以下のように語っている。
俺は「おい待て、お前はCripじゃないだろ。Cripsをビデオ撮影のために大勢連れてくることは出来ないぞ。」的なことを彼に言ったんだ。その代わりに、彼は別のビデオで、Bloodを呼んで同じようなことをやったんだ。
Scumlord D!zzyは、テカシがギャングに憧れていたのだろうと話す。
「テカシはギャングに憧れていたんだと思う。ギャングの体制や役割、ステータスとか、全部にな。そういうのに惹かれていたのかなと感じるよ。小さい頃から、あまりそういう世界の現実を見てこなかったんだろう。本来なら、大人になる過程でそういうものに憧れなくなる。」
「Infamous: The Tekashi 6ix9ine Story」の初回エピソードは、以下のリンクからチェックすることが出来る。