今年の頭に新アルバム「Music To Be Murdered By」をサプライズでリリースし、ヒップホップ界を賑わせたEminem(エミネム)。デビュー以来、多くのヒット曲を生み出してきたエミネムであるが、彼が他のアーティストの楽曲にゲスト参加したヴァースも評価をされている。そんな彼のゲスト・ヴァース10選を米ヒップホップメディアのHipHopDXが紹介しているため、今回はそちらを紹介したい。
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10. Dr. Dre – “What’s The Difference?”
エミネムのデビュー・アルバム「The Slim Shady LP」の半年後にリリースされたDr. Dreの楽曲。彼はこちらの楽曲にてDr. Dreへの愛と、元妻キムへの嫌悪感をハイテンションでラップしている。Dr. Dreのアルバム「2001」に収録されている楽曲。
9. Nicki Minaj – “Roman’s Revenge”
こちらの楽曲でNicki Minajは別人格であるRoman Zolanskiとしてラップしており、同じくエミネムも別人格Slim Shadyとしてラップしている。Busta Rhymesの楽曲などでお馴染みの「Like a dungeon dragon」というフレーズが2人のヴァースに登場する。
8. Busta Rhymes – “I’ll Hurt You (Remix)”
「I’ll Hurt You (Remix)」にてエミネムはヴァイオリンのリズムに合わせてラップしており、彼のスキルが伝わってくる楽曲となっている。
7. Lil Wayne – “Drop The World”
ビートに合わせて声を変えるスタイルも彼の特徴の一つである。こちらの楽曲でも同様に、裏声のようなボーカルを重ねたパートから、力強いヴァースへとエミネムは移行している。
6. Xzibit – “Don’t Approach Me”
エミネムと同じく、デトロイト生まれのラッパーXzibitのアルバム「Restless」に収録されている楽曲。エミネムはこちらの楽曲で、自分の周りで起こる厄介な出来事についてラップしている。
5. 50 Cent – “Patiently Waiting”
長年のコラボレーターである50 Centとの楽曲。こちらはエミネムの中でも人気のヴァースとなっており、彼自身がプロデュースしたトラックのメロディとユニゾンしながら入るヴァースは要チェックである。
4. The Notorious B.I.G. – “Dead Wrong”
The Notorious B.I.Gの遺作となるコンピレーション作品「Born Again」に収録されている楽曲。エミネムはこちらの楽曲にて「I just beat you to death/With weapons that eat through the flesh/And I never eat you unless the fuckin’ meat looks fresh(死ぬまで痛めつけてやるよ。武器が生身の肉体に食い込むまで。それからお前の肉が美味そうに見えない限りは食いもしない。)」と「ビーフでラッパーたちを食う」という意味で言葉を遊びをしている。
3. Dr. Dre – “Forgot About Dre”
大ヒット曲となった、Dr. Dreとエミネムの「Forgot About Dre」。長い間ソロ作品をリリースしていないことから、ドレーの凄さを忘れてしまった人たちに向けてラップした楽曲である。印象的なミュージック・ビデオも要チェックである。
2. Obie Trice – “We All Die One Day”
こちらの楽曲にはエミネム以外にも、50 CentとLloyd Banksという豪華ゲストも参加している。
1. JAY-Z – “Renegade”
こちらはエミネムが参加した楽曲の中でも、特に人気な楽曲である。実は元々こちらはエミネム本人とRoyce Da 5’9のコラボ作品であり、そちらの原曲のデモはYouTubeでも聞くことができる。この楽曲の彼のライムスキームとフローとリリックは、総合して彼のラップ・スキルのピークとも言えるだろう。NasもJay-Zをディスするとき、「お前は自分の曲でエミネムにボコボコにされてるじゃねぇか」と言っていたが、それはこの楽曲のことである。