以前Jay-Zがハムレットを独唱しているというディープフェイクが出回り、話題になっていた。Jay-Zの声が読んでいるだけで、ドープなラップ風となっており、彼の声とフローには何かしらの魅力があることには間違いない。そんななか、H-Dというニューヨーク出身のラッパーが、「Ghetto Sunday」というフリースタイルを公開し、彼の声がJay-Zに非常に似ていると話題になっている。The Shade Roomがインスタグラムに投稿したH-Dの動画にはErykah Baduや、G Herbo、Chance The Rapperなどのアーティストもコメントをしている。
https://www.instagram.com/p/CByXF01hDe8/?utm_source=ig_web_copy_link
しかしJay-Zと声が似ているラッパーは彼だけではない。今まで多くのラッパーがJay-Zに似ていると話題になり、シーンからフェードアウトしていった。H-Dに加えて、HipHopDXが「Jay-Zに声が似ているラッパーたちの歴史」というリストを公開しているため、紹介したい。
関連記事: アーティストの声におけるディープフェイクは合法?Jay-Zとディープフェイクの戦いから考える
Sacario
マンハッタンのワシントンハイツ出身のラッパーであるSacarioは、Angie MartinezのAnimal House Productionsと契約をしていたことで知られていた。彼はAngie MartinezのAnimal Houseのソングライティングを努め、作曲者として評価されていた。しかし彼のフロウや声がJay-Zに似ていたため、駆け出しのSacarioはJay-Zの影に埋もれてしまったようだ。
Angelous
Jay-Zと同じくブルックリン出身のラッパーAngelousは、MTV NewsのMIXTAPE MONDAYSというページにも紹介されていた。同ページにて彼は「Jay-Zのシグネチャーとも言えるアドリブと同じものを使っている」と書かれている。
NOE
NOEはJim JonesのByrdGangと契約をし、ライムのクオリティやフロウが評価されていた。一方で、やはり彼もJay-Zと声が似すぎていたため、メインストリームでのキャリアは順調に進まなかったようだ。また、彼がJay-ZのDead Presidentsのビートでフリースタイルしている音源は必聴である。
Bathgate
Bathgateは1998年から活動しているが、彼もJay-Zと声が似ているラッパーとして名前が挙がることが多い。彼はRapIndustry.comにて「俺はJay-ZのThe Dynasty、カニエのThe Blueprintがリリースされる前から、Just Blazeと一緒に仕事をしてた。俺は先駆けだったし、音楽も本物だ。」と語っていた。
また彼ら以外に、以前HIP HOP DNAで紹介したJay-Zのモノマネ師たちも要チェックである。