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タイラー・ザ・クリエイターが50セントとミックステープの歴史を振り返る。

 

最近、来る大統領選挙のために投票に行くようにファンに呼びかけたり、ファンと交流したり、様々なことをSNSにて発信しているTyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)。ラッパーやプロデューサーとしてマルチに活躍するアーティストの彼は、50 Cent(50セント)とG-Unitのミックステープがいかにヒップホップ業界にとって重要なものだったかとツイッターで語っている。

 

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「G Unitのミックステープはまじでハードでイケてる。『After My Chedda』とか『You’re Not Ready』とか」

 

 

「『なんで俺の好きなラッパーはヒットしないんだ』って言うやつがたまにいるが、それは多分そいつの性格が椅子みたいに平たいからだな笑 カーティス(50 Cent)にはマグネットみたいに人を惹きつける魅力があった」

 

DJではなく、ラッパーとしてプロモーション用に既存のビートにラップを乗せた「ミックステープ」という形を広めたパイオニアとして知られている50セント。彼は多くのミックステープをリリースしており、エミネムとドクター・ドレーの元からデビューする前に、自主でミックステープを捌き大きな話題を作っていた。当時は実際にCDを作り、ツアー先で売ったりしていたが、徐々に「Datpiff」というサイトで通して配信することが一般的となった。その後、Mac Miller(マック・ミラー)、Wiz Khalifa(ウィズ・カリーファ)、Meek Mill(ミーク・ミル)、French Montana(フレンチ・モンタナ)、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)など、アーティストがプロモーションの一貫としてミックステープをリリースするのが一般的となったが、50セントなどはこの先駆け的なアーティストだったと言える。

 

 

上のツイートでは、Lil Wayne(リル・ウェイン)、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムズ)、Lupe Fiasco(ルーペ・フィアスコ)、JAY-Z(ジェイ・Z)などと言ったアーティストのミックステープも聞くべきだと語っているタイラー。特にリル・ウェインは、自身のリリシズムを披露するためにミックステープを頻繁にリリースしており、実際のアルバムよりも人気が高いものもある。また、実際にCDを配布していた時代に比べて、時代がいかに変わったかを、友人の発言を元に紹介している。

 

 

「友達が『このミックステープをストリーミングに載せて欲しい。そしたらサイトに行かなくて済むのに』って言ってたからケータイに入れればいいだろって言ったら、『どうやって携帯にいれるんだ?』って言うんだ。iPodを使ったことないのか?って言ったら、ケータイに自分の音楽をアップロードできるって知らなかったって言ってた」

 

 

「驚いたよ。でも世界はストリーミングにある音楽しか聴いていないってことだろうな。音源を持っているならダウンロードしてiTunes経由でケータイに入れな、簡単だから」

 

「誰かにSpotifyとApple Musicどっちを使っているか聞かれたが、どちらでもない、パソコンとハードドライブに全部入れてるって答えた。ストリーミングの方が断然楽だからみんなこうしろとは言わないけど、曲を沢山持っている人はこうすることをおすすめする」

 

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