Kanye West(カニエ・ウェスト)が創設したレーベル「G.O.O.D. Music」からデビューアルバム「Man on the Moon: The End of Day」をリリースし、当時から何度もカニエとコラボをしてきたKid Cudi(キッド・カディ)。カニエとのヒップホップデュオ「Kids See Ghosts」ではグループ名と同名のアルバムもリリースしており、最近のインタビューでもキッド・カディはカニエについて「彼の政治的意見には賛同しないが、彼は俺の兄弟だ」と語っていた。そんな彼が、Rolling Stone Italiaのインタビューに答えた。
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自身が抱えていた希死念慮についてオープンに語ってきたキッド・カディであるが、彼は「Kids See Ghosts」について「意図的に明るいアルバムを制作した」と以前語っており、鬱を乗り越え「光」を見出したと話していた。そんな彼はカニエと「Kids See Ghosts」を制作したことで「救われた」と語っている。
「俺はこれ以上音楽を作り続けられるかすらわからない状態にいた。だがカニエがそこにいてくれたんだ。俺が立ち上がれるように助けてくれた。当時、俺が本当に必要としていることだった。」
カニエのサポートにより、音楽制作を続けることができたと語ったキッド・カディ。彼は以下のように続けている。
「音楽を作る時、真実を話すことになる。それと同様に、俺が抱えている鬱について話すとき、みんなが俺の経験に共感し、繋がれるようにしたかったんだ。やっぱり、俺のアルバムのほとんどは世界に対するSOSのメッセージだったんだ。誰かがそれを拾い、返事をしてくれるように、少しでも孤独じゃないと感じられるように。そういうことを楽曲の中で明らかにした。俺はただ正直で、誠実でいたんだ。」