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2021年のグラミー賞でノミネートされるべきだったアーティストは?ザ・ウィークエンド、ジュース・ワールド、RTJ、ポップ・スモークなど

 

 

毎年、ノミネート一覧が発表される度に賛否両論が分かれるグラミー賞。2021年のノミネートにもアーティストやリスナーたちが苦言を呈しており、多くのアルバムや楽曲が各カテゴリで「冷遇されている」と感じている者が多いようだ。今回は、HipHopDXの記事を参考に「2021年のグラミー賞においてリスナーたちがノミネートされるべきだと思ったアーティストたち」を紹介したい。

 

関連記事: ザ・ウィークエンドがグラミー賞にノミネートされなかった件についてコメント。「業界に透明性を説明する義務がある」

 

The Weeknd

 





The Weeknd(ザ・ウィークエンド)が今年リリースしたアルバム「After Hours」はBillboard 200にて1位にチャートインし、初週で444,000枚相当の売り上げを記録するほどの大ヒット作となったにも関わらず、グラミー賞のノミネートはゼロである。

 

 

Eminem

 





「Kamikaze」に引き続きサプライズでリリースされ、大きな話題になったEminem(エミネム)の「Music To Be Murdered By」。故Juice WRLDとのコラボ曲「Godzilla」の大ヒットなども印象的だったが、ノミネートはされなかった。

 

 

Run The Jewels

 





不当な暴力に対するプロテストなど、社会的なメッセージが強く込められており、2020年のアメリカにおいて重要な一枚とし評価されたRun The Jewelsの「RTJ4」。こちらのアルバムもノミネートはゼロとなっている。

 

 

Lil Baby

 





シングル曲「The Bigger Picture」は最優秀ラップ楽曲賞と最優秀ラップ・パフォーマンス賞のカテゴリでノミネートされたものの、ヒットに対してアルバム「My Turn」が最優秀ラップ・アルバム賞にノミネートされなかったことに疑問を感じているリスナーは多いようだ。こちらのアルバムもBillboard 200にて1位にチャートインしていた。

 

 

Summer Walker

 





Drake、Erykah Badu、6LACKなどが参加したアルバム「Over It (Complete Set) 」をリリースしたSummer Walker。彼女の作品も話題になったものの、ノミネートを逃している。

 

 

Roddy Ricch

 





若手の中でも特に大ヒットを記録したRoddy Ricch(ロディ・リッチ)。シングル曲「The Box」は最優秀ラップ楽曲賞にノミネートされているが、アルバム「Please Excuse Me For Being Antisocial」は最優秀ラップ・アルバム賞や最優秀アルバム賞のカテゴリでノミネートされなかった。同アルバムは合計3週間連続でBillboard 200の1位にチャートインしており、こちらの記録は、ラップ・アルバムのデビュー作としては50 Centの「Get Rich or Die Tryin」以来であった。
Pop Smoke、Mac Miller、Juice WRLDなどの遺作アルバム
彼らの作品「Shoot For The Stars, Aim For The Moon」、「Circles」、「Legends Never Die」はどれもヒットを記録したにも関わらず、アルバムとしてはグラミー賞においては大きく取り上げられなかった。特に「Legends Never Die」はBillboard Hot 100のトップ10位に5曲が初登場でランクインした史上3人目のアーティストとなっており、Drakeやビートルズに続く歴史的な記録を達成している。

 

 

Pop Smoke、Mac Miller、Juice WRLDなどの遺作アルバム

 





彼らの作品「Shoot For The Stars, Aim For The Moon」、「Circles」、「Legends Never Die」はどれもヒットを記録したにも関わらず、アルバムとしてはグラミー賞においては大きく取り上げられなかった。特に「Legends Never Die」はBillboard Hot 100のトップ10位に5曲が初登場でランクインした史上3人目のアーティストとなっており、Drakeやビートルズに続く歴史的な記録を達成している。

 

 

Teyana Taylor

 





Teyana Taylorは本人がグラミー賞のノミネート一覧についてコメントしており、彼女は最優秀R&Bアルバム賞のカテゴリに女性が一人もノミネートされなかったことに苦言を呈している。

 

このように、メインストリームでヒットした多くのヒップホップやR&Bアルバムがノミネートから外れており、Complexはグラミーがブラック・ミュージックを理解しておらず、賞としての信頼性に欠けるという旨の記事をアップしていた。また、グラミー賞の歴史において最優秀R&Bアルバム賞のカテゴリに黒人女性が一人もノミネートされなかったのは2021年のグラミー賞が初めてである。

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