人気ゲーム「フォートナイト」の世界でライブを行ったり、マクドナルドとのコラボなどで2020年を掌握したと言っても過言ではないスーパースターTravis Scott(トラヴィス・スコット)。クリストファー・ノーラン監督作「TENET」のサウンドトラックに楽曲「The Plan」が使用されたことも話題になったが、この度トラヴィス・スコットと、当楽曲のプロデューサーであり、チャイルディッシュ・ガンビーノの「Redbone」なども手掛けたLudwig GöranssonがWarner Bros. Pictureが公開したインタビューにて制作秘話を語っている。
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こちらのプロジェクトはクリストファー・ノーランが「TENET」のプロローグをトラヴィス・スコットに送ったことからはじまったようだ。トラヴィス・スコットはあまりに興奮したため、翌日にワーナー・ブラザースのスタジオに行き、映画を見たらしい。Ludwigとトラヴィス・スコットは、映画に登場した様々な音を使用し、ビートを作りはじめた。クリストファー・ノーランはトラヴィス・スコットのボーカルを大変気に入り、彼の声を映画に散りばめたと語っている。
「The Plan」はトラヴィス・スコットにとって、普段とは違うプロセスで制作された楽曲であった。
「音楽制作は自分の個人的な人生経験から表現されるものが多い。でもこの楽曲では、自分がその瞬間に感じた感情をいかに楽曲のなかにキャプチャーするか、という意識が強かった。アルバムだと、自分の人生のストーリーをリリックにして、16曲に散りばめるが、この楽曲で表現したことは自分についてではなかった。Tenetという世界にいる自分を表現した。」
新アルバム「Utopia」に対する期待が高まっているトラヴィス・スコット。以前「Utopia」にておいても、Ludwigとコラボをしたいと語っていたため、そちらからも目が離せない。