伝説のように語り継げられ、制作が再開したことで話題になっているDr. Dre(ドクター・ドレー)の未公開アルバム「Detox」。同アルバムに収録されるはずであった楽曲「Get It」が最近もリークしていたが、今回はそんな「Detox」について西海岸のベテランToo $hort(トゥー・ショート)が語った内容を紹介したい。
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トゥー・ショートは2012年に制作した「Man’s Best Friend」という楽曲について、HipHopDXのインタビューにてこのように語っている。こちらの楽曲は「Detox」に収録されるはずだったようだ。
「ヴァースをレコーディングするために8時間のセッションをした。それからまた呼ばれて、タッチアップのためにまた8時間スタジオに入ったんだ。」
合計16時間のセッションをし、ヴァースをレコーディングしたと語ったトゥー・ショート。彼は以下のように続けている。
その後「P*ssy」という一言をレコーディングするためだけに呼ばれて、その一言を延々と4時間レコーディングをした。でも完成した「P*ssy」を聞かせてもらった時、俺に後悔はなかったよ。
ドレーのこだわりが強すぎたため、一言をレコーディングするだけのために4時間セッションをしたと語ったトゥー・ショート。しかし彼は作品の完成度に感動したようで、以下のように話している。
俺の声があんな風に聞こえたのは人生で数回しかない。あのクオリティのものを聞くことはもう少ないよ。きっとこの世界のどこかにはある。「Detox」のための楽曲だったけど、他にもドレーは「Detox」のために200曲以上制作していたね。