ドラッグのオーバードーズが原因で心臓発作を起こし、生命維持装置に繋がれていた状態と報道されていたDMXであるが、2021年4月9日に亡くなった。彼はベテランラッパーとしてだけではなく、俳優としても知られており、功績は計り知れない。ハードな楽曲だけではなく、自身のメンタルヘルスに関する脆弱性も赤裸々にマイクにのせてきた彼は、多くのリスナーの心と共鳴し、救ってきた。
Def Jamから1998年にリリースしたデビューアルバム「It’s Dark and Hell is Hot」がBillboard 200チャートにて1位で初登場するなど、人気ラッパーとしてデビューしたDMX。同アルバムはプラチナ認定されており、同年にリリースした2ndアルバム「Flesh of My Flesh, Blood of My Blood」はトリプルプラチナム認定されている。DMXは一年間に2枚のアルバムをリリースし、両方ともプラチナ認定とビルボード1位を獲得するという偉業を成し遂げたのである。
デビューアルバムと2ndアルバムのリリースから1年後にリリースした「… And Then There Was X」は5×プラチナ認定されており、「Party Up (Up in Here)」などのヒット曲でDMXは一躍メインストリームでもスターとなった。
またラッパーとしてだけでなくDMXは俳優としても活躍しており、Hype Williamsの監督作品「Belly」ではNasと共に主役を務めている。
そんな彼に、多くのラッパーたちが追悼コメントを寄せている。
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あなたがいなくなるのは本当に嫌だけど、あなたはやっと平和になれた。永遠に愛している。安らかに休んでくれ。
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X、あなたは自分が得るべき心の平和を保てる場所にいった。あなたには永遠に感謝している。人生で今まで最もスペシャルな人だった。面白く、才能に溢れて、賢い。素直で、ロイヤリティがある人だった。リアルな人を失ったけど、天国は天使を授かった。安らかに休んでほしい。
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This is comforting. Rest, DMX. https://t.co/XKYfANEuvM
— Rex Chapman?? (@RexChapman) April 9, 2021
DMX「もし死ぬとしたら、最期の考えは”俺は良い人生を生きたな”だろう。」
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DMXはフッドにおけるギャング犯罪が増えたとき、フッドをサポートしてくれた。数年前、彼はクイーンズにきて手助けをしてくれたんだ。