新アルバム「The Lockdown Sessions」を今月の22日にリリースする予定のElton John(エルトン・ジョン)。同アルバムに収録されている楽曲「Always Love You」にはYoung Thug(ヤング・サグ)がゲスト参加しており、エルトン・ジョンは彼のフリースタイルの技術に感激したようだ。
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Billboardのインタビューで、エルトン・ジョンはヤング・サグの技術について以下のように語っている。
「ただただ圧倒され、感激した。エミネムがデトロイトでやったのは見たことがあるよ。しかしヤング・サグのように、スタジオに入ってきてすぐさまやってしまう人は見たことがない。最終的には、私がいることで彼に少し威圧感を与えてしまうと思ったので、私は退席した。彼にリラックスしてもらいたいと思ったんだ。だが、私の音楽人生の中で最も素晴らしい瞬間の一つだったよ…。ラップの楽曲がどのようにして作られるのか私は全く理解してないが、見ていてとても魅力的だ。」
ヤング・サグのフリースタイルの技術に「圧倒された」と語ったエルトン・ジョン。元々「High」という楽曲でエルトン・ジョンの「Rocket Man」をサンプリングしていたヤング・サグであるが、そんな彼はエルトン・ジョンにアドバイスを求めたようだ。
ヤング・サグが私に「俺に何かアドバイスはあるかな?」と質問したので、私は「合唱団や聖歌隊で歌ったことはある?」と聞いた。すると彼は「もちろんあるよ、合唱団で歌ったことはある。ゴスペルの合唱団だ」と答えたんだ。だから私は「もっと歌いなさい。ラップするだけでなく、もっと歌うんだ。なぜならラップとミュージシャンシップ、そしてメロディーの組み合わせこそがラップのレベルをより高めるからだ。」と彼に伝えた。そして彼は今、私が言ったことをやっている。
Thumbnail: By David Shankbone – Own work, CC BY 3.0