リック・ロス、今でも掛け算がわからないと明かす　授業についていけずも強みを伸ばしたエピソード

ラッパーとしてだけではなく、ビジネスマンとしても大きな成功を収めているマイアミ出身のラッパー、Rick Ross（リック・ロス）。彼は自身のレーベル＜Maybach Music Group＞以外にも、レストランチェーン「Wingstop」を24店舗も展開している。医療系スタートアップなどにも投資し、ビジネスマンとしてのスキルを見せている彼であるが、掛け算をちゃんと習ったことがないと、Afrotechとのインタビューで明かした。

彼は学生時代の授業について、このように語っている。

私はクラスのコメディアンだったし、面白いやつだった。自然に間抜けキャラになったわけではなく、正直先生が教えていることや、質問が理解できなかったから、ごまかすためにそういうキャラになったのかもしれない。何も理解できなかったし、今でも掛け算がわからない。

その理解度で、代数を学ぶための授業になったときのことを想像してほしい。A＝Eみたいなこと言われて、自分にとって全く違う言語のように思えた。授業から逃げたかった。A=E？なんの話しをしているんだ？その数学の授業中に、自分は話したり、言葉を書いたりする人になりたいと思った。だから自分は、本を執筆した。

数学で苦手で、授業に全くついていかなかったとリック・ロスは語った。その代わりに、自身が得意と感じている「言葉」をベースにした職業に就こうと考えたようだ。実際に彼は2021年に自身が執筆したビジネス本「The Perfect Day to Boss Up: A Hustler’s Guide to Building Your Empire」を発売している。こちらの本でリック・ロスは、お金の管理の仕方や、ボスとして働くことについて語っている。

ラッパー、そしてレーベルのボスとして成功した彼のキャリアを見ると、数学が苦手だった彼が、いかに自身の強みを伸ばして成功したかがわかるだろう。