若手アーティストをメイン・ストリームに押し出す力や、アルバムの売り上げなど、Drake(ドレイク)のもたらす影響力については、もはや語る必要すらないように感じる。
新アルバムが様々な記録を打ち出しているのもあり、彼の話題が多く恐縮だが、そんな中、ドレイクの地元トロントついて興味深いニュースが入ってきた。なんとドレイクがトロントにもたらしている経済効果が年4.4億ドル(490億円ほど)にも上るということが、VICEのドキュメンタリーにて明らかになった。彼がトロントをレプリゼントすることにより、町の観光市場である年間8,800億円の5%相当の経済効果をもたらしている可能性があるのだ。
「ドレイクがトロントにもたらす経済効果が4億ドルを超えているという計算が出た。彼は町をリブランディングしているんだ」
トロントの参事官を務めるMichael Thompson氏は、外国からの投資家を都市に集める役割を担っている。ドキュメンタリー内では、そんな彼が「ドレイク効果」に対して語っている姿があった。
「今後3年間、とあるテクノロジー協議をトロントにて行うことを確証するために、週末にニューオーリンズにいたんだ。先方にトロントを紹介する上で、私たちがどんな人たちで、人口はどれぐらいで、みたいなことを説明していたんだ。そしてトロントがドレイクの地元であると説明した途端、人々は熱狂的な反応を示すんだ。彼の名前を述べただけで。このテクノロジー協議がもたらす経済効果は、1.4億ドルにも上るだろう」
最近ではアルバムを出した瞬間にプラチナ認定されたこともあり、ただでさえとんでもない売り上げを誇るドレイクだが、音楽に関係ないところでも経済を回していることが明らかになった。ドレイクの活躍が、これからも地元トロントの経済を盛り上げていくことを期待したい。