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【米ビルボード・アルバム・チャート】トラヴィス・スコット『アストロワールド』がドレイクの連覇をストップ、マック・ミラー3位初登場

 

 

ドレイクを破り、トラヴィス・スコットの新作『アストロワールド』が新たなNo.1に輝いた、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 

本作『アストロワールド』は、2016年にリリースした2ndアルバム『バーズ・イン・ザ・トラップ・シング・マクナイト』から2年振り、3作目のスタジオ・アルバム。その前作に続き、2作連続のNo.1獲得を果たし、R&B/ヒップホップ・チャートでも同2作目、ラップ・チャートでは2015年のデビュー作『ロデオ』(最高3位)から3作連続の首位をマークした。

 

初動ユニットは537,000で、そのうちストリーミングによるみなし売上(SEA、TEA含む)は267,000枚、アルバムの実売が270,000枚と、ほぼ半数ずつに分かれた。ストリーミングの割合が大きい傾向にある、ラッパーのアルバムとしては珍しいパターン。

 

2018年にリリースされたアルバムの中では、ドレイクの『スコーピオン』が初登場週(2018年7月14日付)で獲得した732,000ユニットに次ぐ、2番目に大きいユニット数。また、アルバムの週間売上枚数としては最大のセールスを記録した。2018年度(2017年12月~2018年11月迄)としては、テイラー・スウィフトの『レピュテーション』が獲得した120万枚がユニット数、セールスとしても最大となる。また、トラヴィス・スコットの作品の中でも、過去最大のユニット数。

 

週間視聴回数は3億4,943万回で、週間ストリーミング・ランキングでは歴代5番目にランクインした。上位は、1位がドレイクの『スコーピオン』が初登場週で獲得した7億4,592万回、2位がポスト・マローンの『ビアボングズ&ベントレーズ』が初週で記録した4億3,130万回、3位が『スコーピオン』の2週目で3億9,900万回、4位がドレイクの前作『モア・ライフ』の初登場週で獲得した3億8,484万回で、TOP5のうち4作は今年にリリースされたアルバムだった。

 

トラヴィス・スコットの登場により、初登場から5週連続で首位を独走していたドレイクの『スコーピオン』は2位に下降。週間ユニットは117,000で、先週よりも若干数ポイントダウンしているが、6週連続で10万ユニットを突破している。ヒップホップ・アーティストの首位獲得総数の歴代記録更新はひとまずストップしたが、今後返り咲きの首位獲得も十分狙える。ドレイクとトラヴィス・スコットの違いは、前者はアルバムから3曲のNo.1ヒットが輩出されているが、後者はアルバムからのシングル・ヒットがないということ。それにより、トラヴィス・スコットは2週目以降ポイントダウンする可能性が高い。

 

続いて3位に初登場したのは、米ピッツバーグ出身のラッパー=マック・ミラーの新作『スイミング』。2016年リリースの4thアルバム『ザ・ディヴァイン・フェミニン』(最高2位)から2年振り、5作目のアルバムで、デビュー作にしてNo.1を獲得した1stアルバム『ブルー・スライド・パーク』(2011年)から5作連続のTOP5入りを果たした。本作の初動ユニットは66,000で、ストリーミングによる売上、アルバム・セールスともに30,000枚だった。初動ユニットとしては、前作『ザ・ディヴァイン・フェミニン』の48,000を大きく上回っている。日本では、8月17日に新作『スウィートナー』をリリースするアリアナ・グランデの元恋人として一時注目を集めた。

 

15週連続でTOP5入りをキープしているポスト・マローンの『ビアボングズ&ベントレーズ』を4位に挟み、5位には米カリフォルニア州出身のラッパー、YGの3rdアルバム『ステイ・デンジャラス』が初登場した。初動ユニットは35,000で、アルバムの売上枚数が11,000、ストリーミングによる売上が2万強。これまでの記録は、2014年のデビュー作『マイ・クレイジー・ライフ』が2位、2016年の2ndアルバム『スティル・ブレイジー』が最高6位で、いずれもTOP10入りしている。

 

6位がジュース・ワールドの『グッドバイ&グッド・リダンス』、7位にカーディ・Bの『インベージョン・オブ・プライバシー』、8位はエクスエクスエクステンタシオンの『?』がそれぞれランクインし、今週はTOP10上位8組がヒップホップ・アーティストによる独占となった。9位は『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』、10位が『グレイテスト・ショーマン』のサウンドトラック2作がランクインしている。

 

Text:本家一成

◎【Billboard 200】トップ10
1位『アストロワールド』トラヴィス・スコット
2位『スコーピオン』ドレイク
3位『スイミング』マック・ミラー
4位『ビアボングス&ベントレーズ』ポスト・マローン
5位『ステイ・デンジャラス』YG
6位『グッドバイ&グッド・リダンス』ジュース・ワールド
7位『インベージョン・オブ・プライバシー』カーディ・B
8位『?』エクスエクスエクステンタシオン
9位『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』サウンドトラック
10位『グレイテスト・ショーマン』サウンドトラック

 

Photo by ジャケ写

(提供元:Billboard JAPAN )

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