ヒップホップのリリックには放送禁止用語が登場することも多いが、逆にそれを自ら避ける者もいる。そんな放送禁止用語を使用することについて、Wu-Tang ClanのMethod Manが、2015年のAmbrosia For Headsのインタビューにて語った内容を紹介したい。
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彼は、2010年のアルバム「Wu-Massacre」以降、放送禁止用語を使わなくなったと語り、その理由などを説明している。
「今、俺はそうやってリリックを書いているんだ。前に誰かに頼まれてリリックを書いていて、そいつは楽曲に放送禁止用語を入れて欲しくなかったんだ。そういう言葉なしでいかにハードなリリックを書けるかを意識してるんだ。そしてそのことを誰にも伝えずに、誰かが気づくか試してみることにした。」
また別のインタビューではあるが、Rakimもラップを始めた当初に似たようなことを語っている。
「初めは、家に帰って曲を作って、両親が一番最初にそれを聴いていた。これを聴いたらなんて言われるんだろうと考えていて、彼らを満足させようとしていることに気づいたよ。」