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タイラー・ザ・クリエイターから学ぶアイデアの具現化。「リリックだけでなくIGORの見た目も細かく描いていた」

 

 

去年リリースされたアルバム「IGOR」にて、今まで以上にクリエイティビティを発揮したTyler, The Creator(タイラー・ザ・クリエイター)。マッシュルームカットにパステルカラーのスーツ姿など、ビジュアル的にも印象的な「IGOR」であるが、彼はこちらのアイデアを実現させるために、念入りに計画をしていたようだ。DJ Boothのインタビューにて、彼の親友であり、サウンドエンジニアのLet Vic Wainsteinが、タイラーの楽曲制作プロセスについて語った。

 

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「タイラーはコンセプトを重要視しているんだ。彼はマップのように、アイディアを出して、かなり注意深く計画を立てる。彼はリリックだけではなく、デザインやアイデアなどのクリエイティブを描くノートを持っている。彼はコンセプトからIGORの見た目や、人間的な特徴などを考えていった。そうすることにより、音楽にも筋が通り、音にも意味が宿った。俺は彼と3週間ほどイタリアに行ったんだけど、そこではIGORの音楽を具現化するために、普通の精神状態から抜け出す必要があったんだ。」

 

タイラーはリリックだけでなく、デザインなども書き留めていると明かしたLet Vic Wainstein。頭の中にある壮大なアイデアを実現させるための第一歩として、ブレインストーミングをし、詳細を決めていくことが、いかに重要かがわかる。このようにディテールを大切にした上で完成した「IGOR」は、2020年グラミーにて最優秀ラップ・アルバムを受賞している。

 

 

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