Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)が人種差別的なシステムや、警官による暴力行為などについて歌った1996年の楽曲「They Don’t Care About Us」。同作品の現代版MVを、監督のSpike Lee(スパイク・リー)が新たに公開した。
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「They Don’t Care About Us (2020)」と題された新MVは、オリジナルの「ブラジル版」と「刑務所版」のシーンの他、世界中で行われている「Black Lives Matter」のプロテストの映像などが追加されている。ミュージック・ビデオを新たに公開した理由について、スパイク・リーは以下のように語っている。
偉大なプロテストソングが古くなったり、時代錯誤な内容になったりすることはない。なぜなら、闘争は現代も続いているからだ。だから「They Don’t Care About Us」は、この混沌とした、パンデミックの世界におけるアンセムなんだ。
またMVの冒頭にはマイケル・ジャクソンの発言が引用されており、彼は同作品の映像について以下のように語っていた。
「この映像は、あらゆる人種のうちの一つを傷つけたり、侮辱したりするために制作されたものではない。全人類に対する不当な行いを映像化するために制作した。
神が世界中に平和を与えてくれますように。」