2020年は世界的なパンデミックもあり、アーティストにとっても活動が制限された年であった。そのような逆境のなかでも、活躍したアーティストを讃えるため、本日からHIP HOP DNA編集部が選ぶ「BEST OF 2020」を紹介していきたい。
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BEST NEW ARTIST 2020
3位 Jack Harlow(ジャック・ハーロウ)
2020年のXXLフレッシュマンに選ばれたケンタッキー州ルイビル出身の22歳ジャック・ハーロウ。彼が今年リリースした楽曲「WHATS POPPIN」のリミックスはBillboard Hot 100で2位にチャートインしており、YouTubeにて公開されているミュージック・ビデオの再生回数は1億回を超えている。彼もデビューアルバム「Thats What They All Say」を今月の11日にリリースしたばかりである。
2位 The Kid LAROI(ザ・キッド・ラロイ)
ザ・キッド・ラロイはJuice WRLD(ジュース・ワールド)の弟子的な存在として知られており、今月も彼の命日に二人のコラボ曲をリリースしていた。現在17歳の彼はオーストラリア出身で、15歳のときにオーストラリアのラジオ局triple jの「Unearthed High」という、高校生アーティストを発掘する企画のファイナリストに選ばれたことで世界的な注目を浴びた。日本でも注目されている若手ラッパーの一人であるが、今後の活躍にも期待をしたい。
1位 Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン)
2020年のジャック・ハーロウに先駆けて、2019年のXXLフレッシュマンにも選ばれたミーガン・ジー・スタリオン。彼女はアップカミングなアーティストの中でも特に注目を集め続けており、Beyoncé(ビヨンセ)とのコラボ曲「Savage Remix」がBillboard Hot 100で1位にチャートインするなど、2020年もスター級の成功を収めている。彼女がトリー・レーンズに足を銃撃されたという報道もあり、本人にとっては良いことばかりの一年ではなかったかもしれないが、そんなミーガンはついに先月デビューアルバムとなる「Good News」をリリースしたばかりである。
明日は2020のベスト・トラックを紹介するので、そちらも要チェック!